エアに頼むと仕事が早く、3日待たずあゆむに手紙を渡す日になった。
感謝を伝えると、エアは「俺しごできだから」そう言って笑っていた。私にはどういう意味かわからなかったが、とにかく感謝して、私は待ち合わせ場所についた。

「ここでいいんだよね…?」
思わず口に出してしまう。それもそう、待ち合わせ場所に指定されたところは、繁華街のはずれの公園だったから。

 「詩音ちゃん?」
待ち合わせ時間ちょうどに名前を呼ばれた。
そこにいたのは、またエアくんとは別のタイプの人であった。
背は小柄でオシャレではあるが、童顔であった。