あぁ、そう言えばアリッサさんに渡すものがあった。
「アリッサさん、これどうぞ」
「え、なあに?」
「お約束をしていたブルーベリージャムです」
〈〈〈〈〈 えっ、ブルーベリージャム!! 〉〉〉〉〉
その瞬間、全ての受付嬢の手が止まり、一斉に俺の方を向いた。
アリッサさんを見ると、なぜか勝ち誇ったドヤ顔をしている。
そして周りを見渡しながら、
「ジャムを頂けるのね。でも私、年上だし…。それに出会って間もないから」
いったい、どうしたんだ?
「こんな短時間で私に…。ここまでのアプローチをするなんて」
・・・・・・・・?
「こ、これではさすがに。あぁ堕ちてしまうわ、私」
これはあれか?突然、始まる一人芝居か?
アリッサさんはジャムの入物を胸に抱きしめている。
「エリアス君。私の分もあるのよね?」
オルガさんが横に来て聞いてきた。
「えぇ、もちろん。オルガさんの分もありますから」
〈〈〈〈〈 えっ、他の人にもあげるの?? 〉〉〉〉〉
オルガさん達2人はなぜか腰に手を当て、自慢げに周りを見渡していた。
「では、行ってきます」
ギルドを出る時、コンラードさんと目が合い親指を立てられた。なんだ?
街を出てアスケルの森に向かっている。
ウィルムは比較的、湿った湿地帯にいるらしい。
討伐依頼も大変だ。
どこにいるのか分からない魔物を探すのだから。
ギルドを出てからオルガさんの態度が、なにか変だ。
歩いている時に急に腕を組んできた。
森の中ですけど、警戒しなくていいの?
時々、胸が腕に当たってくる。
ブロンズアーマー越しのタッピングは、やや硬いがそれはそれでいい。
そうだ試してみよう。
「ちょっと試したい事があるんだ。いいですか?」
俺はそう言って立ち黙った。
「試したい事?こんなところで?発情したの?どこの尻尾が当たっているのかな」
違うわい!
「違います。魔物のウィルムを見つける方法です」
「ウィルムを見つける方法?」
「はい、ちょっと待ってくださいね」
【スキル・鑑定】発動!
カスタマイズ開始・ ・広範囲に変更… … カスタマイズ完了!
俺は足元から前を向き遠くを見つめた。
うっ、情報量が多すぎる。
【高速思考】開始!!
「すみません、オルガさん。早く見つけられそうです」
「どうしたのエリアス君」
「はい鑑定の範囲を、広げながら歩いています」
「えっ?鑑定できるの」
「はい、俺は鑑定ができます。それを応用して鑑定の範囲を広げ周りを探すんです」
「はい??」
「どんな魔物も魔石を持っています。今はそれのみを鑑定眼で探しているんです」
「なんか疲れそうだね」
「それが難点です。それと注意力が散漫になりますから、警護をお願いします」
「分かったわ」
ウィルムが居そうだと聞いた湿地帯に近づいてきた。
いた、魔石の反応がある。
「止まってください。ウィルムかどうかは分かりませんが、魔石の反応があります」
俺とオルガさんは剣を抜き構える。
俺は魔石の反応がある方向に進み、クレイモアを振りかぶった。
ドサッ!
何かに当たる感じがして、俺は飛びのいた。
腰ぐらいある藪の間から、首回りくらいの太さがある蛇のような魔物が出てきた。
ウィルムだ!
そしてオルガさんが首をはねる。
今回は極力、魔法は使わず剣だけで倒すことにした。
「オルガさんあそこです!俺はこっちに行きます」
ドスッ!ドスッ!
「あぁ、そっちによ」
「任せて!」
ドスッ!ドスッ!ドスッ!ドスッ!
こんなに魔物っているものなのか?凄いな。
それから俺達は一休みした。
「なんか、思った以上にいますね。驚きましたよ」
「えぇ、私もこんなにいるなんて驚いたわ」
それからもウィルムを狩り、11匹討伐したところで帰ることにした。
やはりパーティーは良い。
攻撃できる人数が多い方が効率が良いからだ。
新たに編み出したこの鑑定能力を『エリアサーチ』と名付ける事にした。
帰りはオルガさんとまた腕を組み、胸をグリグリしてくる。
うふふふふ。
ちょっと、汗をかいた臭いがたまらなかった。
筋肉質の胸も良いな、なんて。
そして冒険者ギルドに戻ってから、衝撃の事実を知るのであった。
「アリッサさん、これどうぞ」
「え、なあに?」
「お約束をしていたブルーベリージャムです」
〈〈〈〈〈 えっ、ブルーベリージャム!! 〉〉〉〉〉
その瞬間、全ての受付嬢の手が止まり、一斉に俺の方を向いた。
アリッサさんを見ると、なぜか勝ち誇ったドヤ顔をしている。
そして周りを見渡しながら、
「ジャムを頂けるのね。でも私、年上だし…。それに出会って間もないから」
いったい、どうしたんだ?
「こんな短時間で私に…。ここまでのアプローチをするなんて」
・・・・・・・・?
「こ、これではさすがに。あぁ堕ちてしまうわ、私」
これはあれか?突然、始まる一人芝居か?
アリッサさんはジャムの入物を胸に抱きしめている。
「エリアス君。私の分もあるのよね?」
オルガさんが横に来て聞いてきた。
「えぇ、もちろん。オルガさんの分もありますから」
〈〈〈〈〈 えっ、他の人にもあげるの?? 〉〉〉〉〉
オルガさん達2人はなぜか腰に手を当て、自慢げに周りを見渡していた。
「では、行ってきます」
ギルドを出る時、コンラードさんと目が合い親指を立てられた。なんだ?
街を出てアスケルの森に向かっている。
ウィルムは比較的、湿った湿地帯にいるらしい。
討伐依頼も大変だ。
どこにいるのか分からない魔物を探すのだから。
ギルドを出てからオルガさんの態度が、なにか変だ。
歩いている時に急に腕を組んできた。
森の中ですけど、警戒しなくていいの?
時々、胸が腕に当たってくる。
ブロンズアーマー越しのタッピングは、やや硬いがそれはそれでいい。
そうだ試してみよう。
「ちょっと試したい事があるんだ。いいですか?」
俺はそう言って立ち黙った。
「試したい事?こんなところで?発情したの?どこの尻尾が当たっているのかな」
違うわい!
「違います。魔物のウィルムを見つける方法です」
「ウィルムを見つける方法?」
「はい、ちょっと待ってくださいね」
【スキル・鑑定】発動!
カスタマイズ開始・ ・広範囲に変更… … カスタマイズ完了!
俺は足元から前を向き遠くを見つめた。
うっ、情報量が多すぎる。
【高速思考】開始!!
「すみません、オルガさん。早く見つけられそうです」
「どうしたのエリアス君」
「はい鑑定の範囲を、広げながら歩いています」
「えっ?鑑定できるの」
「はい、俺は鑑定ができます。それを応用して鑑定の範囲を広げ周りを探すんです」
「はい??」
「どんな魔物も魔石を持っています。今はそれのみを鑑定眼で探しているんです」
「なんか疲れそうだね」
「それが難点です。それと注意力が散漫になりますから、警護をお願いします」
「分かったわ」
ウィルムが居そうだと聞いた湿地帯に近づいてきた。
いた、魔石の反応がある。
「止まってください。ウィルムかどうかは分かりませんが、魔石の反応があります」
俺とオルガさんは剣を抜き構える。
俺は魔石の反応がある方向に進み、クレイモアを振りかぶった。
ドサッ!
何かに当たる感じがして、俺は飛びのいた。
腰ぐらいある藪の間から、首回りくらいの太さがある蛇のような魔物が出てきた。
ウィルムだ!
そしてオルガさんが首をはねる。
今回は極力、魔法は使わず剣だけで倒すことにした。
「オルガさんあそこです!俺はこっちに行きます」
ドスッ!ドスッ!
「あぁ、そっちによ」
「任せて!」
ドスッ!ドスッ!ドスッ!ドスッ!
こんなに魔物っているものなのか?凄いな。
それから俺達は一休みした。
「なんか、思った以上にいますね。驚きましたよ」
「えぇ、私もこんなにいるなんて驚いたわ」
それからもウィルムを狩り、11匹討伐したところで帰ることにした。
やはりパーティーは良い。
攻撃できる人数が多い方が効率が良いからだ。
新たに編み出したこの鑑定能力を『エリアサーチ』と名付ける事にした。
帰りはオルガさんとまた腕を組み、胸をグリグリしてくる。
うふふふふ。
ちょっと、汗をかいた臭いがたまらなかった。
筋肉質の胸も良いな、なんて。
そして冒険者ギルドに戻ってから、衝撃の事実を知るのであった。