僕、澤木海人の生活はいつも通り始まる。朝起きてご飯を食べて学校へ行って帰ってきて寝るという人として普通の生活だ。
だがそんな日常は今日あったほんの些細な出来事で壊れてしまった。それは同じクラスの女子、日向美桜のノートを拾ってしまったことから始まった。日向美桜はクラスのリーダーとも言える存在でクラスのみんなから慕われている。彼女は男女共に仲良く接し、明るい性格で毎日楽しそうに過ごしていた。けれど僕には彼女が時折見せる切ないような、時間を噛みしめているような表情が気になっていた。そんな時拾った彼女のノートを僕は好奇心に負け、開いて見てしまった。その中には彼女の日記が書かれていた。
7月19日
今日は優美と2人でショッピングに行った!洋服屋さんでお揃いのニット帽を買った!次遊ぶときに一緒に被る約束をしたから早く遊びたい!笑
だけど今日もまた胸が痛くなった。最近、薬をちゃんと飲んでいても痛みの頻度が多くなっている気がする。それに痛みも強くなっている。でも親にも先生にも言わない。言ったら学校へ行けなくなっちゃうから…。お願い、私の心臓、もう少しだけ頑張って。私はまだみんなと普通の生活を送りたい。お願いだからまだ来ないで、私の最後の瞬間…。
だがそんな日常は今日あったほんの些細な出来事で壊れてしまった。それは同じクラスの女子、日向美桜のノートを拾ってしまったことから始まった。日向美桜はクラスのリーダーとも言える存在でクラスのみんなから慕われている。彼女は男女共に仲良く接し、明るい性格で毎日楽しそうに過ごしていた。けれど僕には彼女が時折見せる切ないような、時間を噛みしめているような表情が気になっていた。そんな時拾った彼女のノートを僕は好奇心に負け、開いて見てしまった。その中には彼女の日記が書かれていた。
7月19日
今日は優美と2人でショッピングに行った!洋服屋さんでお揃いのニット帽を買った!次遊ぶときに一緒に被る約束をしたから早く遊びたい!笑
だけど今日もまた胸が痛くなった。最近、薬をちゃんと飲んでいても痛みの頻度が多くなっている気がする。それに痛みも強くなっている。でも親にも先生にも言わない。言ったら学校へ行けなくなっちゃうから…。お願い、私の心臓、もう少しだけ頑張って。私はまだみんなと普通の生活を送りたい。お願いだからまだ来ないで、私の最後の瞬間…。