結月が自室に戻ると、そこには凛がいた。
「凛さん……」
「美羽に許可は取ってあります。少しお話しませんか?」
「……はい、どうぞ中に入ってください」
結月は凛を自室に招き入れると、机を挟んで凛と真向いに座った。
「傷はどうですか?」
妖魔退治で痛めた傷は、永遠(とわ)に治療してもらっていた。
「大丈夫です、すみません」
「なぜ謝るんですか」
「私は最近妖魔退治に集中できておりませんし、お役に立てておらず……」
「私のせいですか? それとも朔ですか?」
結月ははっとしたように顔を上げたが、また凛から目を逸らして言う。
「凛さん……」
「美羽に許可は取ってあります。少しお話しませんか?」
「……はい、どうぞ中に入ってください」
結月は凛を自室に招き入れると、机を挟んで凛と真向いに座った。
「傷はどうですか?」
妖魔退治で痛めた傷は、永遠(とわ)に治療してもらっていた。
「大丈夫です、すみません」
「なぜ謝るんですか」
「私は最近妖魔退治に集中できておりませんし、お役に立てておらず……」
「私のせいですか? それとも朔ですか?」
結月ははっとしたように顔を上げたが、また凛から目を逸らして言う。