「あと、結月さんは三日ほどお休みにしております。ずっと看病をなさっていましたので」

「……聞いてない」

「それは失礼しました」

 朔が凛をにらむと、わずかに微笑む凛。
 してやった顔をする凛に、瀬那、実桜、蓮人も和む。


「災厄の予言が早まった」

「「「「──っ!」」」」

「いつ頃に……?」

 凛は恐る恐る朔に伺う。


「ひと月後だ」