「結月さんは?」

 実桜が沈黙を破るように結月の様子を聞いた。

「あれから、三日三晩、朔様につききりで看病をされています。薬草も栽培していた自分が役に立てるはずだと」

「今度は結月が倒れちまう」

「結月さんは私のほうで様子を見ておきます。永遠(とわ)と美羽もいますから、大丈夫でしょう」

「それより、朔様のいない分と戦闘が長引いた分、各自の省の仕事があるはずです。そちらをお願いします」

「私は事後処理と朔様の代理で職務を全うします」