裏門の近くにはやはり、凛の話した通り物資の荷車があった。
朔と凛は目を合わせて頷くと、一気に荷車に向かう。
凛が布をはがすと、その間に朔が先に荷車に乗り、凛がすぐさま自分も乗って布をかぶせなおした。
しばらくすると、荷車はゆっくりと裏門へと向かっていく。
そのまま何事もなかったかのように、裏門を通過して城下町へと出た。
朔と凛は作戦が成功したことに、ほくそ笑んだ。
しかし、順調にいったのはここまでだった──
朔と凛は目を合わせて頷くと、一気に荷車に向かう。
凛が布をはがすと、その間に朔が先に荷車に乗り、凛がすぐさま自分も乗って布をかぶせなおした。
しばらくすると、荷車はゆっくりと裏門へと向かっていく。
そのまま何事もなかったかのように、裏門を通過して城下町へと出た。
朔と凛は作戦が成功したことに、ほくそ笑んだ。
しかし、順調にいったのはここまでだった──