「……」
敵は何も言葉を発しない。
「その澄ました顔が気に食わねえ!!」
瀬那が父親にためらいなく刀を振りかざすと、その刀は敵の刃によってはじかれる。
「──っ!」
瀬那が地面に飛ばされた刀を素早く拾い上げ、その勢いを殺すことなく刃を敵に向ける。
力は全く均衡を保ち、決着がつかないまま刻(とき)が過ぎていく──
敵は何も言葉を発しない。
「その澄ました顔が気に食わねえ!!」
瀬那が父親にためらいなく刀を振りかざすと、その刀は敵の刃によってはじかれる。
「──っ!」
瀬那が地面に飛ばされた刀を素早く拾い上げ、その勢いを殺すことなく刃を敵に向ける。
力は全く均衡を保ち、決着がつかないまま刻(とき)が過ぎていく──