全員そろったことを確認すると、凛は口を開いた。
「さて、先日の魔夜の襲撃でしたが、皆さん身体は大丈夫ですね?」
全員が顔を見合わせて、問題ないことを確認し合う。
「無事に帰還できたこと。何よりと思います。皆様お疲れさまでした」
ここ数日、妖魔の出現なども少なくなっていたため、皆治療に専念することができていた。
「気になる情報を罪人が口にしたので、共有をしたく本日集まっていただきました」
「気になる情報っすか?」
瀬那が凛に問う。
「はい。その罪人が言うには、西の森付近で奇妙な霊を見たと」
「奇妙な霊……?」
結月が凛のほうを見ていう。
朔は足を組みなおした。
「この霊若い男性の霊で、夜になると今は使われていない屋敷の中を火の玉と共に徘徊するらしいのです」
皆が息を飲んで耳を傾ける。
「はっきりとはわかりませんが、妖魔の可能性もあります。この調査を今晩、瀬那と蓮人にお願いしたいのです」
「げ? こいつとですか?」
蓮人が嫌そうな顔と声で瀬那を見やりながら言う。
「まじかよ……凛さんなんでこの組み合わせなんです?」
「何か文句でも?」
にこりと笑いながら、瀬那に無言の圧力をかける、凛。
結月と実桜は苦笑いしながらその様子を眺めていた。
「さて、先日の魔夜の襲撃でしたが、皆さん身体は大丈夫ですね?」
全員が顔を見合わせて、問題ないことを確認し合う。
「無事に帰還できたこと。何よりと思います。皆様お疲れさまでした」
ここ数日、妖魔の出現なども少なくなっていたため、皆治療に専念することができていた。
「気になる情報を罪人が口にしたので、共有をしたく本日集まっていただきました」
「気になる情報っすか?」
瀬那が凛に問う。
「はい。その罪人が言うには、西の森付近で奇妙な霊を見たと」
「奇妙な霊……?」
結月が凛のほうを見ていう。
朔は足を組みなおした。
「この霊若い男性の霊で、夜になると今は使われていない屋敷の中を火の玉と共に徘徊するらしいのです」
皆が息を飲んで耳を傾ける。
「はっきりとはわかりませんが、妖魔の可能性もあります。この調査を今晩、瀬那と蓮人にお願いしたいのです」
「げ? こいつとですか?」
蓮人が嫌そうな顔と声で瀬那を見やりながら言う。
「まじかよ……凛さんなんでこの組み合わせなんです?」
「何か文句でも?」
にこりと笑いながら、瀬那に無言の圧力をかける、凛。
結月と実桜は苦笑いしながらその様子を眺めていた。