続けて東大陸の話を始めた、ケルヴィン領主が納める『イーストアンタイル公国』があり自分達同様に反帝国を掲げる国である事。現領主のケルヴィンとその軍隊の存在。まだ未開の地が幾つか残っている事や帝国に次いでその権力が大きい事。
「それでも、帝国の足元にも及ばなかった。今は俺達が参戦したおかげで劣勢から抜け出したけど別に同盟を組んでるって訳じゃない、互いに利害が一致しているってだけに過ぎない」
「その言い分だと向こうも大概って事なのね……最後の西大陸ってのはどうなの?」
「西大陸は別名があってな、魔大陸って言われてた時代があったんだ」
そして最後の西大陸、中央や東に住む種族とはまた別に魔法を操ることが出来た魔族が居た。今はもう数が少なく絶滅危惧種にまで指定されている。外見は人間と大差なく、パッと見では全く区別がつかない。
法術師がその膨大なエーテルを感知してやっと認識できる程度で、正直見分けが付かないのだ。だが彼等が扱う法術とは元をただせば魔法、つまり魔族が使う力を応用した術である。言わば法術の大本、法術師からすれば聖地ともいわれる大陸である。
だが、何故彼等魔族がその膨大なエーテルを生まれ持ち合わせているかは一切分かっていない。突然変異なのかはたまた呪いの類なのか、これもまた帝国の起源以上に遡る話だ。今はもう知る者も居ないだろう。
西大陸には中央や東大陸にはない文明が存在する、少しだけ進んだ力。水蒸気を使った機関が存在している。蒸気機関は西大陸で生まれ徐々にではあるが中央や東にまでその勢力を伸ばしている。それでも西以外で見かけるのは稀な話である。
西大陸を統治しているのは半分が帝国で、残りは正直なところ分かっていない。幾つかの部族が集まってできた大きな都市があるとは噂に聞く程度でほぼ帝国の領地化にあると言っても過言ではない。
「それでも、帝国の足元にも及ばなかった。今は俺達が参戦したおかげで劣勢から抜け出したけど別に同盟を組んでるって訳じゃない、互いに利害が一致しているってだけに過ぎない」
「その言い分だと向こうも大概って事なのね……最後の西大陸ってのはどうなの?」
「西大陸は別名があってな、魔大陸って言われてた時代があったんだ」
そして最後の西大陸、中央や東に住む種族とはまた別に魔法を操ることが出来た魔族が居た。今はもう数が少なく絶滅危惧種にまで指定されている。外見は人間と大差なく、パッと見では全く区別がつかない。
法術師がその膨大なエーテルを感知してやっと認識できる程度で、正直見分けが付かないのだ。だが彼等が扱う法術とは元をただせば魔法、つまり魔族が使う力を応用した術である。言わば法術の大本、法術師からすれば聖地ともいわれる大陸である。
だが、何故彼等魔族がその膨大なエーテルを生まれ持ち合わせているかは一切分かっていない。突然変異なのかはたまた呪いの類なのか、これもまた帝国の起源以上に遡る話だ。今はもう知る者も居ないだろう。
西大陸には中央や東大陸にはない文明が存在する、少しだけ進んだ力。水蒸気を使った機関が存在している。蒸気機関は西大陸で生まれ徐々にではあるが中央や東にまでその勢力を伸ばしている。それでも西以外で見かけるのは稀な話である。
西大陸を統治しているのは半分が帝国で、残りは正直なところ分かっていない。幾つかの部族が集まってできた大きな都市があるとは噂に聞く程度でほぼ帝国の領地化にあると言っても過言ではない。