「広すぎるもんね。俺料理はできないからそこら辺は頼もうかな?」
今日は休日で学校がないため段ボールで区切られている俺のプライベートエリアで打ち合わせることにした。
「今日は何を演奏しようか決めようと思うんだけどどうすればいいと思う?」
「そうだね今流行ってるボカロ系から決めようかな」
「あと復興曲なんかあったらいいね」
スマホを開き『復興曲』で検索する。そうすると
「『花は咲く』っていう曲があるんだけどそれを三重奏で演奏したらどうかな?」
「どうやって三重奏にするの?僕と昴くんしかいないけど」
「ふふふ。一人仲間が加わったのだよ。バイオリンが弾ける酒井という存在が」
「酒井?ああ。あの顔がいい転校生のこと?」
「yes。あいつは俺の命の恩人なんだけど。このイベントに心打たれたらしくて参加してくれることになった。」
「酒井さんってそんな人だったの?一回会ってみたいな」
「じゃあ会いに行く?多分今ここにいると思うけど」
「いや今日はあんま人に会いたくないんだ」
「そう。じゃあいつか会うってことで。で、ボカロ系の話だけどYOASOBIさんの群青とかどうだろう」
「バイオリンで弾けるの?それ」
「うん。いろんな人がバイオリンで弾いてる」
「なるほどね。じゃあ明日、暇?練習しようと思うんだけど」楽器がなくて練習などできるのだろうか
「楽器は隣町の高校が貸してくれるって。それが届くまでリズム感の練習とかしよう。早速弾けって追っても絶対できないから」
「了解です」なぜか丁寧な言葉が出てた
Chapter four 病みの10月・11月
蒼い海と緑い樹海プロジェクトは淡々と進んでいた。
しかしひとつかなり重要な問題が残っていた。それは酒井と聡がまだ知り合っていないことだ。
「聡はいつ酒井と会うの?そろそろ会わないとリズム合わせとかできないんじゃない?」
「そうだね。そろそろ楽器届くから昴くんに弾き方思い出してもらって。」
「了解。放課後はみんな暇だと思うから集まろう」いつの間にか指図している感じで少し顔に申し訳なさを出そうとした。
『こんにちは。あなたが宮内くんかな?あの案とっても感動した。私も最大限手助けさせてもらうね』
「あ、うん。はは。すいません女子と話していると昔のトラウマが、ちょっと」
今日は休日で学校がないため段ボールで区切られている俺のプライベートエリアで打ち合わせることにした。
「今日は何を演奏しようか決めようと思うんだけどどうすればいいと思う?」
「そうだね今流行ってるボカロ系から決めようかな」
「あと復興曲なんかあったらいいね」
スマホを開き『復興曲』で検索する。そうすると
「『花は咲く』っていう曲があるんだけどそれを三重奏で演奏したらどうかな?」
「どうやって三重奏にするの?僕と昴くんしかいないけど」
「ふふふ。一人仲間が加わったのだよ。バイオリンが弾ける酒井という存在が」
「酒井?ああ。あの顔がいい転校生のこと?」
「yes。あいつは俺の命の恩人なんだけど。このイベントに心打たれたらしくて参加してくれることになった。」
「酒井さんってそんな人だったの?一回会ってみたいな」
「じゃあ会いに行く?多分今ここにいると思うけど」
「いや今日はあんま人に会いたくないんだ」
「そう。じゃあいつか会うってことで。で、ボカロ系の話だけどYOASOBIさんの群青とかどうだろう」
「バイオリンで弾けるの?それ」
「うん。いろんな人がバイオリンで弾いてる」
「なるほどね。じゃあ明日、暇?練習しようと思うんだけど」楽器がなくて練習などできるのだろうか
「楽器は隣町の高校が貸してくれるって。それが届くまでリズム感の練習とかしよう。早速弾けって追っても絶対できないから」
「了解です」なぜか丁寧な言葉が出てた
Chapter four 病みの10月・11月
蒼い海と緑い樹海プロジェクトは淡々と進んでいた。
しかしひとつかなり重要な問題が残っていた。それは酒井と聡がまだ知り合っていないことだ。
「聡はいつ酒井と会うの?そろそろ会わないとリズム合わせとかできないんじゃない?」
「そうだね。そろそろ楽器届くから昴くんに弾き方思い出してもらって。」
「了解。放課後はみんな暇だと思うから集まろう」いつの間にか指図している感じで少し顔に申し訳なさを出そうとした。
『こんにちは。あなたが宮内くんかな?あの案とっても感動した。私も最大限手助けさせてもらうね』
「あ、うん。はは。すいません女子と話していると昔のトラウマが、ちょっと」