空気。この2文字は私がいちばん嫌いな文字だった。
空気と言われれば私の存在はなくなる。
小さい頃から影が薄く、友達はいなかった。
小学生の頃私はいじめを受けていた。発言回数も少なく、いじめっ子からしたら私はとてもいじめやすかったのかもしれない。靴を隠されたり、クラスメイトから無視されたり、教科書に画鋲が刺さり机には沢山の文字の落書きがあった。
その頃から私は不登校になりがちになった。
中学生でも、いじめは続き少ししか学校に行かなかった。
家での生活はとてもつまらなかった。
私はあまりゲームが得意ではなく、一日中寝てみたり、テレビの録画を見たりしていた。
高校に進学するかという話を家族とした。
話し合った結果私は、夜間の学校を選んだ。
中学校の頃からのクラスメイトなどは居なくて、そこはとても息がしやすかった。