時刻は十九時を回った。


「そろそろ
 夕飯、買いに行かなくちゃ」


 そう思い。
 立ち上がる、ベンチから。


 そして。
 向かう、コンビニへ。


「……ん?」


 そのとき。


「なんだろう、あれ」


 ここは園内。

 見渡したところ。
 いない、人は。


「……光ってる……」


 私が立っている。
 そこから二~三メートル離れたところ。

 そこに。
 直径二メートルくらいのモヤモヤとした真っ白な光が。


「どうして……」


 こんなところに光が……?





 得体の知れない光。


 怖い。
 本当は。

 近づく。
 そのことが。



 それなのに。
 どうして。
 できないのだろう、止めることが。

 進んでいく、一歩一歩。
 その足を。







 そんな恐怖と闘い。

 ついに。
 着いた、真っ白な光の目の前に。


「……やっぱり、
 幻覚……ではない、よね……?」


 見る、目の前で。

 そうすると。
 より迫力があり。
 圧倒されそうになる。


 それだけではなく。
 真っ白な光が放つ光のエネルギー。
 それが強く。
 その為。
 難しい、目を開けていることが。



「……見えてる、のか……?」


 え……?