「そうだ、 こうして同じ部屋になることができたのも何かの縁。 お互い、下の名前で呼び合うことにしないか」 全員、話し終えた。 そのタイミングで。 そう言った、神倉さんが。 「まぁ、呼び方が全てではないけどさ、 下の名前で呼んだ方が親しみやすいというかさ」 神倉さんの言葉に。 那覇、佐穂さん、鈴森くん、私は。 大きく頷き賛成した。