家庭でもそうなのだけど。


 学校でも。
 ない、居場所が。

 いつも辛くて苦しくて。
 悪い、居心地が。










 私には。
 学校で一緒に行動しているクラスメートの女子たちが四人いる。

 それは。
 真碧(まみ)さん。
 加織さん。
 桃萌(ともえ)さん。
 純菜さん。







 真碧さんたちは少し派手な感じで。
 目立たない私とは対照的。

 本当なら。
 ないと思う。
 私と真碧さんたちが一緒のグループになることは。



 それなのに。
 なぜ私と真碧さんたちが一緒にいるのか。

 それは。
 知っているから、真碧さんたちは。
 私の父親が国会議員だと。


 だから。

 行動をする、私と共に。

 そうすることで。
 真碧さん(自分)たちが有利な立場。
 できるのではないか、そうなることが。
 そう思っているから。





 真碧さんたちの心の内。

 それは。
 気付いている、とっくに。


 だから。

 関わってくる、真碧さんたちが。

 そのことに。
 心底うんざりしている。