闇、ヒカリ、今はそれだけ。

ヒカリは正義、闇は悪。これはいつからあったのだろう。私はこれを抱えてここに居る。これはわたしの物語。

私は今、学校にいる。
つまらない授業。
話が長い理科。
難しい社会。
これを毎日繰り返すだけ。
知識なんていらないのに。
私が欲しいのは刺激。
誰かがこの世界を変えてくれないかなー。
願ってもどうせ変わらないけど。
昔から夢見てきた。
魔法が使えたら。
空を飛べたら。
羽が生えたら。 
いくら想像しても一つも叶わない。
私は多分このまま平凡にくらしていくのだろう。
なんて考えてる間に学校が終わった。 
いつもと変わらない道をあるいて帰る。
お風呂、ご飯、テレビ。
そして布団へ。
夢の中でだけ見られる私がヒロインの想像の世界。
そんな夢から目覚めてまた学校へ。
そして部活。
練習が終わって先生たちの長い話。
今日も長くなりそう。
バサッ
ん?何の音かな?
前を見ると灰色の羽が背中にある人がいる。
すごー!
誰かな。
夢かも。
いや、夢じゃない。
私はつまらない部活の夢なんて見ない。
灰色の羽のソイツは見たことないくらい黒い髪色をしていた。
まさに悪役って感じ。
「みつけたぁー。」
は?何を?
そう思っているとソイツが近づいてきて私の額にに黒くて長い爪をさした。
額に痛みが走った。
イタッ
思わず叫んだ。
その時に今度は白い羽を持ったやつが登場。なんか映画みたい。
なんか目の前が眩んできた。 
やばい。
体中が痛い。
ブワッ
私の髪の毛が漆黒に変わった。
爪も黒く変わった。
そこで意識がなくなった。