短編 おでんの夜

「ま、いいや。それよかちょっとここ座って」

私を足の間に座らせて、ヨータが大きなリュックをずずずと自分の傍へ手繰り寄せた。
「んじゃ今から約束のアレ(・・)を見せる」
「アレ???」
「菜緒、足のばして」
ヨータの指示を受け、体育座り状だった足を真っ直ぐに伸ばすと、私の太ももの上に新聞紙に包まれた大きな塊がどしんとのせられた。
「うわ、重っっ。なにこれ!?」
驚く私を無視してヨータが「フフフ・・」と得意げな忍び笑いを漏らす。

ガサゴソと新聞紙が取り払われ、とってもベタなかんじで「じゃーん!」と姿を現したモノは、なんとーーー