日曜日、青戸と久しぶりに出かけた。
綺麗に空が見えるところだ。
私はカメラを持ってきて写真を撮ったり眺めたり。
彼は何もせず、ずっと空を見つめていた。
空を眺めながらお喋りをしていた。
いつの間にか夕方になっていて、夕焼けが見えていた。今日の夕焼けはやけに綺麗だった。
帰り際、いつもは手を振るだけの彼がこう言った。
「またね、また明日」
今にも泣きそうな顔をしていた。
消えてなくなってしまいそうな声。
最後に何かを小声で言って、その場を去ってしまった。
私は明日が怖かった。