会場に着いたが、先に聖等の両親への顔合わせをするみたいなので大広間から離れ、両親が待機している部屋へと向かった。
部屋のドアの前に立ち、何度も深呼吸している美桜に聖等は少し笑った。
「心配するな。美桜が思っているようなことにはならない」
そういう聖等と目線を合わせ、覚悟を決めてドアを開けた。
中に入ると、目鼻立ちのはっきりとしたとってもきれいな男性と女性がいた。
「お母さん、お父さんこちらが花嫁の美桜です」
この人たちが聖等のご両親?
想像していたのはもっと厳格な人かと思っていたのだが、とても慈愛に満ちた優しい表情をしている。
「あなたが美桜ちゃんね。私は聖等の母の夏帆です。よろしくね」
「僕は、父の聖史だよー。よろしくー」
「お目にかかれまして光栄です。美桜です。これからよろしくお願いします。あとこれ、よかったら食べてください」
選びに選び抜いた和菓子を渡した。
「まあ、これ私の好きなお菓子なの!ありがとう、美桜ちゃん」
顔合わせも終わり、聖等のご両親と聖等はあいさつ回りに行くようなので、美桜は一人になった。
桜とも会い、話しているうちに時間は過ぎていった。
そろそろ帰る時間かと思って桜とも別れ、聖等を探していると、信じられない光景が目に飛び込んできた。
部屋のドアの前に立ち、何度も深呼吸している美桜に聖等は少し笑った。
「心配するな。美桜が思っているようなことにはならない」
そういう聖等と目線を合わせ、覚悟を決めてドアを開けた。
中に入ると、目鼻立ちのはっきりとしたとってもきれいな男性と女性がいた。
「お母さん、お父さんこちらが花嫁の美桜です」
この人たちが聖等のご両親?
想像していたのはもっと厳格な人かと思っていたのだが、とても慈愛に満ちた優しい表情をしている。
「あなたが美桜ちゃんね。私は聖等の母の夏帆です。よろしくね」
「僕は、父の聖史だよー。よろしくー」
「お目にかかれまして光栄です。美桜です。これからよろしくお願いします。あとこれ、よかったら食べてください」
選びに選び抜いた和菓子を渡した。
「まあ、これ私の好きなお菓子なの!ありがとう、美桜ちゃん」
顔合わせも終わり、聖等のご両親と聖等はあいさつ回りに行くようなので、美桜は一人になった。
桜とも会い、話しているうちに時間は過ぎていった。
そろそろ帰る時間かと思って桜とも別れ、聖等を探していると、信じられない光景が目に飛び込んできた。