乱暴にヘッドフォンを机に置く。大きく伸びをしてから、だらしなくベッドに背中から飛び込む。常に脳を興奮させるようなBGMが流れるゲーム内と、いつもざわついている教室はさほど変わらない。

 しばらくベッドに寝転びながら、スマホに入っている単語アプリを起動する。

 アプリは決まった時間に通知が来るように設定していて、寝る前と朝起きてから十分だけでも問題を解くようにしている。効果があるのかどうかはわからないけれど、時間を有意義に使っている気がするからついやってしまう。

 いつからか、何もしていないことに罪悪感を感じる身体になっていた。

 何一つ悪いことなんてしていないはずなのに、穂花とゲームをしている時でさえもずっと襲われる。