「そうか、あゆみさんありがとうございます、唐揚げ頂きます、うまい、麻生さんは幸せですね」

「そうだろ、今日から毎日あゆみを抱くんだから、早く仕事行け」

「凌、恥ずかしい事言わないでください」

「もう、いいなあ、俺は邪魔みたいなんで退散します」

ヒカルは仕事に向かった。

「と言うわけで、新オーナーはヒカルなんだ」
「そうでしたか、ヒカルくん多分毎日来ますね、きっと」

「えっ、それはそれで困るな」

俺とあゆみは笑って見つめあった。

その夜、あゆみを抱いた。

あゆみの可愛らしい声、感じている表情、恥ずかしそうに手で隠そうとした胸に俺は顔を埋めた。

「ああっ」

「あゆみ、愛してる」

俺の愛の炎は朝まで消える事はなかった。

朝、目覚めると、隣にいるはずのあゆみの姿がなかった。

「あゆみ、あゆみ」

「はい、キッチンにいます」

俺は急いでキッチンにいるあゆみを背中から抱きしめた。

「凌、どうしたんですか」

「なんか急に心配になって……」