それは二人の言葉を肯定しているのと同じことだった。


胸の奥がジクリと痛む。


美奈は私のことを売ったんだ。


そしてイジメを終わらせることに成功した。


それならそれでいい。


美奈がイジメられないのなら……。


私は自分にそういい聞かせて、よろよろと自分の教室へと戻ったのだった。