が、しかし。
「おい待て!」
「ん?」
呼び止められて後ろをふりむくと、晴が居間から顔を出して私に手招きしてくる。
「どこいくんだよ。早く入れよ」
「えええ、冗談!」
ブンブン首を横にふって階段を上がり始めたものの、ダダダッてやってきた晴にまわりこまれて行く手を阻まれる。色々話をするから一花も来い、って言うのだ。
「そんな・・私がいたらヘンでしょ!? 部外者じゃん」
「違う。おまえも当事者!」
晴にガシッと腕をつかまれて居間にひきずられてく。
「わ、私はいいのにぃぃぃ・・!!」
言い争うヒマなんてない。居間まではほんの数歩。
突然現れた私に晴のお母さん、遥さんが目を見張った。
「こここ、こんにちは!」
慌てて挨拶する私に遥さんがパチパチと瞬きを繰り返す。
「ーーーこんにちは。初めまして・・だよねえ??」
じいっと私をみつめたまま目を逸らさない遥さんに、三花さんがウフフと笑う。
「こちら『一花』ちゃん。ねえ先輩、一花ちゃんって誰かに似てると思わない??」
「それ! 今、考えてたんだけどーーー千花ちゃんにソックリ! 朝比奈の。違う??」
「そう~~~!! 一花ちゃんて千花の娘なの!!」
「やっぱり!!」
ふたりの世界に花が咲く。
「おい待て!」
「ん?」
呼び止められて後ろをふりむくと、晴が居間から顔を出して私に手招きしてくる。
「どこいくんだよ。早く入れよ」
「えええ、冗談!」
ブンブン首を横にふって階段を上がり始めたものの、ダダダッてやってきた晴にまわりこまれて行く手を阻まれる。色々話をするから一花も来い、って言うのだ。
「そんな・・私がいたらヘンでしょ!? 部外者じゃん」
「違う。おまえも当事者!」
晴にガシッと腕をつかまれて居間にひきずられてく。
「わ、私はいいのにぃぃぃ・・!!」
言い争うヒマなんてない。居間まではほんの数歩。
突然現れた私に晴のお母さん、遥さんが目を見張った。
「こここ、こんにちは!」
慌てて挨拶する私に遥さんがパチパチと瞬きを繰り返す。
「ーーーこんにちは。初めまして・・だよねえ??」
じいっと私をみつめたまま目を逸らさない遥さんに、三花さんがウフフと笑う。
「こちら『一花』ちゃん。ねえ先輩、一花ちゃんって誰かに似てると思わない??」
「それ! 今、考えてたんだけどーーー千花ちゃんにソックリ! 朝比奈の。違う??」
「そう~~~!! 一花ちゃんて千花の娘なの!!」
「やっぱり!!」
ふたりの世界に花が咲く。