三花さんちに戻ると、もうあの人はいなくなっていた。
いつも通りの三花さんがニコニコと私たちを迎えてくれる。
「おかえり~。いっぱい釣れた?」って。
晴がバケツの中のアジをビニール袋にどさどさって移しかえて冷蔵庫に放り込む。
「おばちゃん、話がある」
「どーしたの、晴くん。そんなマジメな顔しちゃってさ」
「いいからそこ座ってよ。早く!!」
三花さんにちゃぶ台の向かい側を指さしながら、晴が私の手をとってみせつけるみたいにぎゅうっと握りしめるもんだから、当然、三花さんは目をまん丸くして驚いた。
「チョットチョット、なにそのお手て!! あんたたちやっぱそーゆう関係になっちゃったの!?」
「まーね。オレら今、そーゆう関係」
「うわ、ヤだ。堂々と認めるじゃないの!!」
驚きはしてもアッサリそれを受け入れて、三花さんはさっそくアレやコレやと晴を茶化しにかかった。
「やめてよ、おばちゃん。オレはスゲー真面目なハナシをしよーとしてんだよ!!」
面白がる三花さんをバッサリ無視して晴が口をひらいた。
「オレ、18になったら一花と結婚する」
「「ええっっ!?」」
同時に叫んだのは三花さんと私。
「きっ、聞いてないーーー私ら、そんな話した!??」
「まだしてない」
「てか、あんたたちいつからつきあってんの??」
「ついさっき」
しばらくその場は混乱を極めた。
晴のフライングが凄まじすぎて。
いつも通りの三花さんがニコニコと私たちを迎えてくれる。
「おかえり~。いっぱい釣れた?」って。
晴がバケツの中のアジをビニール袋にどさどさって移しかえて冷蔵庫に放り込む。
「おばちゃん、話がある」
「どーしたの、晴くん。そんなマジメな顔しちゃってさ」
「いいからそこ座ってよ。早く!!」
三花さんにちゃぶ台の向かい側を指さしながら、晴が私の手をとってみせつけるみたいにぎゅうっと握りしめるもんだから、当然、三花さんは目をまん丸くして驚いた。
「チョットチョット、なにそのお手て!! あんたたちやっぱそーゆう関係になっちゃったの!?」
「まーね。オレら今、そーゆう関係」
「うわ、ヤだ。堂々と認めるじゃないの!!」
驚きはしてもアッサリそれを受け入れて、三花さんはさっそくアレやコレやと晴を茶化しにかかった。
「やめてよ、おばちゃん。オレはスゲー真面目なハナシをしよーとしてんだよ!!」
面白がる三花さんをバッサリ無視して晴が口をひらいた。
「オレ、18になったら一花と結婚する」
「「ええっっ!?」」
同時に叫んだのは三花さんと私。
「きっ、聞いてないーーー私ら、そんな話した!??」
「まだしてない」
「てか、あんたたちいつからつきあってんの??」
「ついさっき」
しばらくその場は混乱を極めた。
晴のフライングが凄まじすぎて。