「噓でしょ、晴くんホントにお兄ちゃんの息子!?」
「当たり前じゃん。顔ソックリだろ?」

まっったく勉強ができなかったという晴のお父さんは、港町校の下から何番目かだったという。ちなみに港町校とは、誰でも入れることで有名なヤンキー校である。
「ただね、アホではあったけどすんごいモテた」
「へえ~」
三花さんが言うには、晴のお父さんは所謂、雰囲気イケメンというヤツで。
クセの強いヤンキーたちの集う濃ゆい環境にありながらも、モテにモテたお父さんは、校内でも1,2を争う凄まじいタラシだったという。

「やっぱ晴くんもモテるの?」
「オレにその話、ふらないでくれる!?」

晴のモテ話なんて聞いたことない。
顔は似てても中身は全く違う晴は、三花さんによればお母さん似なのだという。
「晴くんは遥先輩に似たんだねー。先輩、アタマよかったもんね」