しばらくすると、佐山は「もう大丈夫。アリガト」って恥ずかしそうに顔をあげた。
「んじゃ、帰ろっか」
「おう」
三花さんちに着く頃にはすっかりいつもの調子を取り戻した佐山。きちんと約束を覚えていて「メシ食いにいこーぜ」って言い出した。
「でもさ、もうちょっとしたら三花さんまかない持って帰ってくるよ?」
「じゃあ、置き手紙しとけばいい」
『アサヒナさんと外出してきます。まかないは帰ってから食います』
ペンをポイって放って、佐山が立ち上がった。
「なに食う?」って。
「三花さんのお店に行きたい」
「あそこはダメだろ。居酒屋だぞ」
そっか。ダメか。んじゃあーーー
ラーメン食べたいって言ったら佐山が首をひねった。「寿司じゃなくていーの??」って。
いいの。
だって今、ラーメンの口だから。
「んじゃ、帰ろっか」
「おう」
三花さんちに着く頃にはすっかりいつもの調子を取り戻した佐山。きちんと約束を覚えていて「メシ食いにいこーぜ」って言い出した。
「でもさ、もうちょっとしたら三花さんまかない持って帰ってくるよ?」
「じゃあ、置き手紙しとけばいい」
『アサヒナさんと外出してきます。まかないは帰ってから食います』
ペンをポイって放って、佐山が立ち上がった。
「なに食う?」って。
「三花さんのお店に行きたい」
「あそこはダメだろ。居酒屋だぞ」
そっか。ダメか。んじゃあーーー
ラーメン食べたいって言ったら佐山が首をひねった。「寿司じゃなくていーの??」って。
いいの。
だって今、ラーメンの口だから。