いつのまにかサービスが行き過ぎて、佐山の後ろ頭をよしよしと撫でてやってた私。
ところがその手を跳ね除けるようにして佐山がむくりと頭を上げた。んで、ムスーっと機嫌悪げに私を睨むのだ。

「おまえ、さっき聞いたこと絶対誰にも言うなよな」
「あんたが襲われたこと?」
「もちろんそれもだけど、おっ・・おれのサイズーーー」
「ゆーわけないじゃん、そんなこと!!」

「誰かにバラしたらコ〇スからな!!」
「ハイハイ」

言うだけ言ったら佐山はまた私にぎゅうっと抱きついて動かなくなった。
「ーーーアタマなでてよ」
「図々しいな! んじゃアタマはオプションにする。チョコ支払ってね」

・・なんて言いつつも。
ぐりぐりと頭をおしつけて甘えてくる佐山が可愛くて、ついついヤツに言われるがまま黄色い頭を撫でてやっちゃうのだった。