その数時間後、まだ三花さんの眠る静かな家を出て私は学校へ向かった。
潮風に吹かれつつ港のそばの細い道を歩く。

ああ気持ちいい。海のそばっていいな。
ママと坂川に住んでた時は、こんなに海が近くなかった。

とっても綺麗な朝の海を眺めながら私はバス停へと向かったのだった。