ほの暗い部屋の中、距離取って立ち尽くしてる私に堤さんが小さく苦笑する。小さな冷蔵庫をあけてお水を1本取り出した彼は、しゃがんだままこちらを振り返ってボトルをひょいと掲げてみせた。
「一花ちゃん、飲む?」
「ハ、ハイ・・イタダキマス・・」
なにがなんだかわかんないほど緊張していた私は素直にそれを受け取って、つめたいお水をひとくちゴクリと喉に流し込んだ。
堤さんも同じボトルを1本あける。
「とりあえず、荷物置いてラクにして。えーっと・・」
そのへんにでも置いといてって指さされたのは壁際の細長いデスクだった。
言われた通り、デスクの前に歩いてく。
すると。
うっわあ、可愛い。これは何??
とん、とバッグを置いたすぐそばに並ぶ正体不明のこまごまとしたモノたち。目を引くディスプレイと華やかなパッケージに惹きつけられた。
好奇心に負けてひとつ、手に取ってみる。
そうか、わかった。これがアメニティってやつだ!
「わああ」
一瞬、気がそれた。
堤さんのことがスッポ抜ける。そしてーーー
「一花ちゃん、飲む?」
「ハ、ハイ・・イタダキマス・・」
なにがなんだかわかんないほど緊張していた私は素直にそれを受け取って、つめたいお水をひとくちゴクリと喉に流し込んだ。
堤さんも同じボトルを1本あける。
「とりあえず、荷物置いてラクにして。えーっと・・」
そのへんにでも置いといてって指さされたのは壁際の細長いデスクだった。
言われた通り、デスクの前に歩いてく。
すると。
うっわあ、可愛い。これは何??
とん、とバッグを置いたすぐそばに並ぶ正体不明のこまごまとしたモノたち。目を引くディスプレイと華やかなパッケージに惹きつけられた。
好奇心に負けてひとつ、手に取ってみる。
そうか、わかった。これがアメニティってやつだ!
「わああ」
一瞬、気がそれた。
堤さんのことがスッポ抜ける。そしてーーー