私たちが帰りの新幹線に乗ったのは、辺りがもう随分と薄暗くなった頃。
シートに落ち着いてふうっと一息。外が見たいなと思ってブラインドに手をかけようとすると、晴が隣からさっと手を伸ばしてブラインドを上げてくれる。
「わわ、ありがとう」
そのすんごいタイミングに私は舌を巻いた。鈍感であまり気の回らない私からすれば、信じられないような神業だ。
晴って男はホントによく気のつく、まめまめしい男なのである。
シートに落ち着いてふうっと一息。外が見たいなと思ってブラインドに手をかけようとすると、晴が隣からさっと手を伸ばしてブラインドを上げてくれる。
「わわ、ありがとう」
そのすんごいタイミングに私は舌を巻いた。鈍感であまり気の回らない私からすれば、信じられないような神業だ。
晴って男はホントによく気のつく、まめまめしい男なのである。