「あ。いたいた。一花ちゃん」
その声にハッと顔を上げると、サンダルをつっかけてニコニコと手をふりながらこっちへ歩いてくる遥さんの姿が目に映る。
私の隣によいしょって腰をおろした彼女は、にゅっと首を伸ばして私の向こう側に座る晴人くんに声をかけた。
「晴人、アイス食べていいよ。昨日買ったやつ」
「いいの!? さっきケーキたべたばっかなのに??」
ガバッと顔を上げてアイスに食いついた晴人くんに、遥さんがニヤリと悪い笑みを浮かべる。
「いーのいーの。今日は特別。そのかわり、おうちの中でちゃんと椅子に座って食べること。いい?」
「うん、わかったーー!!」と、晴人くんが走り去る。
彼が消えたのをシッカリ確認してから遥さんが改めて私に向き直った。
そして。
「ねえ一花ちゃん、晴のこと本気で好き?」
「ーーーえ??」
ポカンと固まる私に遥さんが小さく笑う。
「あの子、どれくらい一花ちゃんに好かれてんのかなって。それがちょっと心配で・・」
その声にハッと顔を上げると、サンダルをつっかけてニコニコと手をふりながらこっちへ歩いてくる遥さんの姿が目に映る。
私の隣によいしょって腰をおろした彼女は、にゅっと首を伸ばして私の向こう側に座る晴人くんに声をかけた。
「晴人、アイス食べていいよ。昨日買ったやつ」
「いいの!? さっきケーキたべたばっかなのに??」
ガバッと顔を上げてアイスに食いついた晴人くんに、遥さんがニヤリと悪い笑みを浮かべる。
「いーのいーの。今日は特別。そのかわり、おうちの中でちゃんと椅子に座って食べること。いい?」
「うん、わかったーー!!」と、晴人くんが走り去る。
彼が消えたのをシッカリ確認してから遥さんが改めて私に向き直った。
そして。
「ねえ一花ちゃん、晴のこと本気で好き?」
「ーーーえ??」
ポカンと固まる私に遥さんが小さく笑う。
「あの子、どれくらい一花ちゃんに好かれてんのかなって。それがちょっと心配で・・」