遅れて現れた遥さんと再婚相手の旦那様に温かく迎えられ、私たちは『加賀山家』のリビングへと通された。
そこは、ちょっと変わったLの字型のリビングダイニングだった。Lの字のおなかの部分にはリビングと同じ高さのデッキが配置されていて、まるで外にもお部屋が続いているかのよう。
思わず「「うっわああ・・」」と声がもれる。
「晴、あそこで素麵食べられるね?」
「うん。縁側よかだいぶ広いなー」
お部屋に入ってすぐ目に入る大きなテレビの下にはゲームが置きっぱなしになっていた。テレビの画面もゲームしてた時のまんまだから、たぶんついさっきまで晴人くんがあそこで遊んでいたのだろう。
おんなじメロディが延々と流れ続けるのをどーにかしたい旦那様が晴人くんの姿を探すのだが、家の中に彼の姿はみつからない。
「ゴメンね、セーブの仕方がわからないんだ」
やれやれとため息をつく旦那様にソファを勧められて、私たちは並んで腰を下ろした。
目の前には小さなローテーブル、足元にはふかふかのラグ。
掃き出しの窓の向こう側には、デッキを囲むように植栽の淡い緑がさわさわと揺れていた。
そこは初めてなのにホッとする、なんだかとても気持ちのいいお部屋だった。
そこは、ちょっと変わったLの字型のリビングダイニングだった。Lの字のおなかの部分にはリビングと同じ高さのデッキが配置されていて、まるで外にもお部屋が続いているかのよう。
思わず「「うっわああ・・」」と声がもれる。
「晴、あそこで素麵食べられるね?」
「うん。縁側よかだいぶ広いなー」
お部屋に入ってすぐ目に入る大きなテレビの下にはゲームが置きっぱなしになっていた。テレビの画面もゲームしてた時のまんまだから、たぶんついさっきまで晴人くんがあそこで遊んでいたのだろう。
おんなじメロディが延々と流れ続けるのをどーにかしたい旦那様が晴人くんの姿を探すのだが、家の中に彼の姿はみつからない。
「ゴメンね、セーブの仕方がわからないんだ」
やれやれとため息をつく旦那様にソファを勧められて、私たちは並んで腰を下ろした。
目の前には小さなローテーブル、足元にはふかふかのラグ。
掃き出しの窓の向こう側には、デッキを囲むように植栽の淡い緑がさわさわと揺れていた。
そこは初めてなのにホッとする、なんだかとても気持ちのいいお部屋だった。