私は、就活の気晴らしにもなると感じ、とても楽しみな気持ちで日曜日を迎えた。
 
 ー日曜日ー
 「おはよー」
 誠が先に声をかけ、私たちは合流した。そして、デートが始まった。
 「おはよう」
 「いい天気でほんとによかった。デート日和だね」
 「うん。楽しみにしてたよ」
 「僕もだよ。じゃあ行こうか。」
 二人はショッピングモールへと向かった。そして、楽しい一日を過ごすことができた。
 
 「今日はほんとにありがとう。すごい楽しかった」
 「こちらこそありがとう。楽しかった」
 「じゃあまた連絡するね」
 「うん。あっ、ちょっと待って。実はさ、美桜に伝えたいことがあって」
 「どうしたの?」
 「僕と、...付き合ってほしい」
 「」
 少しの沈黙の後、
 「私でよければよろしくお願いします」
 「ほんと!嬉しい!お願いします」
 
 こうして二人は、交際を始めた。
 「じゃあ、また連絡するね。バイバイ」
 「うん。わかった。またね」
 私はいつか告白されるんじゃないかと少し期待していた。だから誠に付き合ってほしいと言われてすごい嬉しかった。告白された時は多少驚いたけど、私は素直に嬉しく感じていた。
 そんな自分の気持ちにも少し驚きを覚えながら私は誠とバイバイした。
 
 「えーおめでとう!まさかお付き合いまでいくとはね。
 びっくりしたけどほんとによかったよ。おめでとう」
 後日また私の家に梨乃が来た時、告白されたことを話すと、そう言って、
 梨乃はとても祝福してくれた。
 「うん、ありがと。梨乃。私もまさかって驚いたけど、
 すごい嬉しかったんだ。ありがとう。」
 「うんうん、幸せそうで何よりだよ。私も運命の人いないかなー(笑)」
 「...梨乃を大事にしてくれる人絶対いると思う」
 「はいはい、ありがとね。幸せオーラ溢れちゃってさー」
 「うん。幸せ...かも」
 「あーもうやめ!ずるいんだからー。今日はとことん飲むよ」
 「っていつもじゃん(笑)」
 「だね?てか、早く会わせてよねー」
 そう言って梨乃はだいぶお酒が回っていた。
 こうして今日も私たちは楽しく笑いながら、くだらない話をたくさんした。
 
 その後、誠とも順調にお付き合いが進んでいった。何より心配していた就活も、何度も挑戦していく中で、徐々にスムーズにいくようになり、何とか一般企業の事務職として内定をもらうことができた。