「僕だって美桜に出会えたこと本当に良かったと思ってるし、この事実を受け止めて、この先も一緒にいたい。僕は君が好きだ。お姉さんだってきっと喜んでくれていると思うし、幸せになってほしいと思ってくれているんじゃないかな。だからもう終わりにしよう会わないなんて言わないでくれ...」
誠はそう言って優しく私を抱き締めた。
「ほんとにごめんなさい...。そしてありがとう...
私も誠と一緒にいたい。これからもずっと...」
そう言って私は泣いた。泣き声が部屋中に響き渡る。
誠は私の体をもう一度強く包み込んだ。
そして、誠はもう一度言った。
「今度絶対君のご家族に会わせてね」
「...うん」
私は今まで何をしていたのだろう。こんなに誠を傷つけてまで。
どうすれば消化できるのかわからず、とにかく行動が先走って、気づいた時にはもう遅かった。切なさをまた別の切なさへとつなげてはいけなかったのに...
かなり遠回りしてしまったけど、やっと姉の死と向き合うことができた。ずっと一人で逃げていただけだって気づいた。私の周りにはたくさんの愛で溢れていたのに...それに気づかずにいた。
でもこれからは違う。逃げないんだ。
すべてを打ち明けて、
あの日のきみと、もう一度
やり直せるだろうか...
いや、私はもう一度、
愛する人と向き合っていくのだ。そう決意した。
生きていれば誰にだって悲しいこと、辛いことはたくさん起きる。
そして人それぞれ悲しみの度合いや乗り越えていくまでの時間は異なるものだ。
もちろん、なかなか乗り越えていけないことだってある。
頭で考えて理解できない、どうにもできない感情もたくさんあるだろう。
でもそれは決して悪いことなんかじゃない。
そうやって人は成長し、自分だけの人生を歩んでいくのだから。
そして、生きていれば悲しいことや辛いことばかりでもなく、
楽しいことや嬉しいこと、かけがえのない人との出会いなど、数えきれない程の
幸せが確かに存在することを忘れてはいけない。
私も、姉が亡くなったあの時感じた思いや気持ちを忘れず、今という瞬間を大切にして歩いていくのだ。
自分の新たな世界へと向かって一歩踏み出すのだ。
誠はそう言って優しく私を抱き締めた。
「ほんとにごめんなさい...。そしてありがとう...
私も誠と一緒にいたい。これからもずっと...」
そう言って私は泣いた。泣き声が部屋中に響き渡る。
誠は私の体をもう一度強く包み込んだ。
そして、誠はもう一度言った。
「今度絶対君のご家族に会わせてね」
「...うん」
私は今まで何をしていたのだろう。こんなに誠を傷つけてまで。
どうすれば消化できるのかわからず、とにかく行動が先走って、気づいた時にはもう遅かった。切なさをまた別の切なさへとつなげてはいけなかったのに...
かなり遠回りしてしまったけど、やっと姉の死と向き合うことができた。ずっと一人で逃げていただけだって気づいた。私の周りにはたくさんの愛で溢れていたのに...それに気づかずにいた。
でもこれからは違う。逃げないんだ。
すべてを打ち明けて、
あの日のきみと、もう一度
やり直せるだろうか...
いや、私はもう一度、
愛する人と向き合っていくのだ。そう決意した。
生きていれば誰にだって悲しいこと、辛いことはたくさん起きる。
そして人それぞれ悲しみの度合いや乗り越えていくまでの時間は異なるものだ。
もちろん、なかなか乗り越えていけないことだってある。
頭で考えて理解できない、どうにもできない感情もたくさんあるだろう。
でもそれは決して悪いことなんかじゃない。
そうやって人は成長し、自分だけの人生を歩んでいくのだから。
そして、生きていれば悲しいことや辛いことばかりでもなく、
楽しいことや嬉しいこと、かけがえのない人との出会いなど、数えきれない程の
幸せが確かに存在することを忘れてはいけない。
私も、姉が亡くなったあの時感じた思いや気持ちを忘れず、今という瞬間を大切にして歩いていくのだ。
自分の新たな世界へと向かって一歩踏み出すのだ。