「ふむ、確かに人生は難しい。まぁ、いいだろう。仏教を学ぶ方法はいくつかある。大学に行って学んだり、師僧に弟子入りしたり、後は、最近は通信教育もあるかな」
「そうなんですか」
「君はこれから夏休みだろう?」
「はい」
「そうしたら、一度仏教の学校を見てみたらどうかな? 君はまだ若い。色々経験してみるといいだろう。仏教を学べる大学もあるし、夏休みは、オープンキャンパスもやっている。どんな感じなのか、見ておくのはいいと思うけどね」
「仏教の大学......。そうですね。ちょっと調べてみます」
「煩悩にまなこさえられて
摂取の光明みざれども
大悲ものうきことなくて
つねにわが身てらすなり」
「? え??」
「これはね、親鸞聖人が残した言葉だよ。煩悩の悩まされるのは人間だから当然だ。そして、そんな時は、阿弥陀さまの慈悲の光が見えない。でもね、阿弥陀さまは必ず見ておられる。つまり、常に君を照らし続けてくれるだろう。だから安心して進みたまえ」
親鸞聖人を引き合いに出すとことは、本当に美沙とよく似ている。
やはり親子なんだな......。
仏教の大学を見てみる。
それが俺の目標になりつつあった。
夏休み――。
俺はせっせと部屋の掃除をする。
フローリングの部屋だけど、掃除機をかけてさらに念入りに雑巾がけした。
すると、そこに陽菜がやって来て、
「悠真、何してんの?」
「何って掃除だよ」
「なんで熱でもある?」
「ないよ、とにかくいいだろ。掃除くらいくするよ」
「誰か来るんでしょ?」
「そうだよ」
「それって女の子?」
「うん。彼女......」
「か、彼女ぉ......。な、なに、悠真のクセに彼女とかいるの」
「うっさいなー。いいだろ別に。とにかく今日来るから、一緒勉強するだ。だから邪魔するなよ」
すると陽菜はなよなよとへたり込んだ。
「な、なんてこと......、悠真に彼女なんて、嘘でしょ、嘘だよー」
すっくと立ちあがると、ギャーギャーとわめきながら自室へ消えていった。
なんだあいつ。
まったく変な奴だな。
午後――。
俺はバスセンターまで行って、瞳ちゃんを迎えに行く。
待ち合わせ時間の少し前に行き、瞳ちゃんを待つ。
すると、バスがやって来て、瞳ちゃんが降りてきた。
ただ勉強するだけなのに、結構オシャレしている。
「そうなんですか」
「君はこれから夏休みだろう?」
「はい」
「そうしたら、一度仏教の学校を見てみたらどうかな? 君はまだ若い。色々経験してみるといいだろう。仏教を学べる大学もあるし、夏休みは、オープンキャンパスもやっている。どんな感じなのか、見ておくのはいいと思うけどね」
「仏教の大学......。そうですね。ちょっと調べてみます」
「煩悩にまなこさえられて
摂取の光明みざれども
大悲ものうきことなくて
つねにわが身てらすなり」
「? え??」
「これはね、親鸞聖人が残した言葉だよ。煩悩の悩まされるのは人間だから当然だ。そして、そんな時は、阿弥陀さまの慈悲の光が見えない。でもね、阿弥陀さまは必ず見ておられる。つまり、常に君を照らし続けてくれるだろう。だから安心して進みたまえ」
親鸞聖人を引き合いに出すとことは、本当に美沙とよく似ている。
やはり親子なんだな......。
仏教の大学を見てみる。
それが俺の目標になりつつあった。
夏休み――。
俺はせっせと部屋の掃除をする。
フローリングの部屋だけど、掃除機をかけてさらに念入りに雑巾がけした。
すると、そこに陽菜がやって来て、
「悠真、何してんの?」
「何って掃除だよ」
「なんで熱でもある?」
「ないよ、とにかくいいだろ。掃除くらいくするよ」
「誰か来るんでしょ?」
「そうだよ」
「それって女の子?」
「うん。彼女......」
「か、彼女ぉ......。な、なに、悠真のクセに彼女とかいるの」
「うっさいなー。いいだろ別に。とにかく今日来るから、一緒勉強するだ。だから邪魔するなよ」
すると陽菜はなよなよとへたり込んだ。
「な、なんてこと......、悠真に彼女なんて、嘘でしょ、嘘だよー」
すっくと立ちあがると、ギャーギャーとわめきながら自室へ消えていった。
なんだあいつ。
まったく変な奴だな。
午後――。
俺はバスセンターまで行って、瞳ちゃんを迎えに行く。
待ち合わせ時間の少し前に行き、瞳ちゃんを待つ。
すると、バスがやって来て、瞳ちゃんが降りてきた。
ただ勉強するだけなのに、結構オシャレしている。

