本当にそれができるかわからない。
不良が更生して、立派になる話はあるけれど、現実はなかなか難しい。
思春期にこじれた心の傷は、そう簡単には回復しないよね。
美沙が心配だった。
あの生徒会長が、本当の顔を見せて、美沙に牙をむく。
それを考えるだけでも恐ろしいと感じたよ。
さて、そんな風にして月日は流れていったんだけど。
七月を迎え、定期テストが終わったんだ。
これから夏休み。
なのに、そのまえに進路調査票というものが配られた。
これは、自分の進路をはっきりさせるために、学校が勝手にしているアンケートみたいなものだ。
俺たちはまだ一年生だけど、この回答票に応えないとならない。
進路......。
さて、どうするべきか?
正直、進路と言われても困るよね。
俺たちの通う高校は、決して進学校というわけではない。
けどね、大抵が進学希望だ。
・専門学校。
・短大
・大学
まぁ色々あるけれど、大体はこの辺りに進学する。
就職するっていう人間があまり多くないだろう。
高卒でも雇ってくれる会社はあるだろうけれど、もう少し遊んでいたいという気持ちもあるよ。
遊ぶために進学するわけじゃないけど。
なんというか、モラトリアムの中を漂っていたいという気持ちはある。
帰り際、瞳ちゃんが俺のところにやって来て、進路について話してきた。
「悠真君。進路表なんて書いた?」
「あ、うん、それねぇ、実は結構困ってて」
「なら、とりあえず進学って書けばいいんじゃないかな?」
瞳ちゃんは、最初の頃はいつも敬語を使ってきたけれど、最近は結構砕けてきて、タメ語になっている。
「進学ねぇ。瞳ちゃんは栄養士でしょ? ならやっぱり大学なのかな?」
「うん。私は大学志望だよ」
「県外? それとも県内の大学?」
「理想は、県外かな。......一人暮らしとかしてみたいし」
「一人暮らしか......、それもいいかもね」
新潟にもいくつか大学はある。
有名なのは国立大である新潟大学。
だけど俺の学力だとちょっと難しい気もするよ。
「悠真君何かしたいことないの?」
「したいことか......。まぁ、あるにはあるんだけど」
そう、あるにはあるのだ。
実を言うと、俺は少し仏教を勉強してみたいと思っている。
不良が更生して、立派になる話はあるけれど、現実はなかなか難しい。
思春期にこじれた心の傷は、そう簡単には回復しないよね。
美沙が心配だった。
あの生徒会長が、本当の顔を見せて、美沙に牙をむく。
それを考えるだけでも恐ろしいと感じたよ。
さて、そんな風にして月日は流れていったんだけど。
七月を迎え、定期テストが終わったんだ。
これから夏休み。
なのに、そのまえに進路調査票というものが配られた。
これは、自分の進路をはっきりさせるために、学校が勝手にしているアンケートみたいなものだ。
俺たちはまだ一年生だけど、この回答票に応えないとならない。
進路......。
さて、どうするべきか?
正直、進路と言われても困るよね。
俺たちの通う高校は、決して進学校というわけではない。
けどね、大抵が進学希望だ。
・専門学校。
・短大
・大学
まぁ色々あるけれど、大体はこの辺りに進学する。
就職するっていう人間があまり多くないだろう。
高卒でも雇ってくれる会社はあるだろうけれど、もう少し遊んでいたいという気持ちもあるよ。
遊ぶために進学するわけじゃないけど。
なんというか、モラトリアムの中を漂っていたいという気持ちはある。
帰り際、瞳ちゃんが俺のところにやって来て、進路について話してきた。
「悠真君。進路表なんて書いた?」
「あ、うん、それねぇ、実は結構困ってて」
「なら、とりあえず進学って書けばいいんじゃないかな?」
瞳ちゃんは、最初の頃はいつも敬語を使ってきたけれど、最近は結構砕けてきて、タメ語になっている。
「進学ねぇ。瞳ちゃんは栄養士でしょ? ならやっぱり大学なのかな?」
「うん。私は大学志望だよ」
「県外? それとも県内の大学?」
「理想は、県外かな。......一人暮らしとかしてみたいし」
「一人暮らしか......、それもいいかもね」
新潟にもいくつか大学はある。
有名なのは国立大である新潟大学。
だけど俺の学力だとちょっと難しい気もするよ。
「悠真君何かしたいことないの?」
「したいことか......。まぁ、あるにはあるんだけど」
そう、あるにはあるのだ。
実を言うと、俺は少し仏教を勉強してみたいと思っている。

