佐伯さんはそれきり黙ってしまった。
だけど、物凄く恥ずかしそうな顔をしている。
顔が真っ赤になっているのだ。
俺もその姿を見て緊張してしまう。
この人は、恋をしている。
それが痛烈にわかってしまったんだ。
俺たちは、万代にあるスターバックスに入り、そこでコーヒーを飲んだ。
話す内容は学校の話とか、将来の話とか。
佐伯さんは、栄養士になりたいらしく、大学はその勉強がしたいと俺に教えてくれた。
「榊原君は、将来なりたいものってあります?」
と、佐伯さんが尋ねてくる。
将来の夢か......。
さて、なんだろう??
前も考えた。
あれは確か、美沙が僧侶を目指していると知った時だ。
美沙は僧侶を目指している。
まだ、高校生なのに、しっかり自分の行く末を考えているのだ。
なら、俺は何だろう?
俺は何になりたいんだろう??
「俺、夢とかわかんないんだ。何をするべきなのか。っていうかね、何があっているのかさえわからない。だから、ゴメン。よくわかんない」
「いえ、謝らないでください。でも、いつかきっと夢が見つかりますよ」
「うん。だといいけど。でも、佐伯さんはどうして栄養士に?」
「ほら、食べるのって資本じゃないですか? 食事がおろそかになると、健康にもよくないし、だから、栄養について勉強したいなって思ったんです。それに、お料理とかも好きだし」
「そっか、だからあんなにお弁当とか上手だったんだね。すごいなぁ、夢があるって何か羨ましいよ」
「叶うかわかりませんけどね」
「大丈夫だよ。佐伯さんなら、きっと栄養士になれるよ。まぁ、俺の勝手な意見だけど、何となくそんな気がするよ」
「ありがとうございます。そう言ってもらえると嬉しいです。あの、明日もお弁当作ってきますから、いいですよね?」
「うん、でも負担じゃないの? お金とか払った方がいいのなら......」
「そんな、私が勝手にやってるんです。それに、あたしがよく料理を作るんですけど、たくさん作りすぎるから、食べてもらう人がいた方がありがたいんです。だから食べてください」
「うん、ありがとう......、じゃあ頼もうかな」
「はい」
佐伯さんは笑顔になる。
その笑顔を見ると、俺の心がズキリと痛む。
とにかく心が痛い。
佐伯さんの気持ちは嬉しい。
俺にはもったいないほど。
だけど、物凄く恥ずかしそうな顔をしている。
顔が真っ赤になっているのだ。
俺もその姿を見て緊張してしまう。
この人は、恋をしている。
それが痛烈にわかってしまったんだ。
俺たちは、万代にあるスターバックスに入り、そこでコーヒーを飲んだ。
話す内容は学校の話とか、将来の話とか。
佐伯さんは、栄養士になりたいらしく、大学はその勉強がしたいと俺に教えてくれた。
「榊原君は、将来なりたいものってあります?」
と、佐伯さんが尋ねてくる。
将来の夢か......。
さて、なんだろう??
前も考えた。
あれは確か、美沙が僧侶を目指していると知った時だ。
美沙は僧侶を目指している。
まだ、高校生なのに、しっかり自分の行く末を考えているのだ。
なら、俺は何だろう?
俺は何になりたいんだろう??
「俺、夢とかわかんないんだ。何をするべきなのか。っていうかね、何があっているのかさえわからない。だから、ゴメン。よくわかんない」
「いえ、謝らないでください。でも、いつかきっと夢が見つかりますよ」
「うん。だといいけど。でも、佐伯さんはどうして栄養士に?」
「ほら、食べるのって資本じゃないですか? 食事がおろそかになると、健康にもよくないし、だから、栄養について勉強したいなって思ったんです。それに、お料理とかも好きだし」
「そっか、だからあんなにお弁当とか上手だったんだね。すごいなぁ、夢があるって何か羨ましいよ」
「叶うかわかりませんけどね」
「大丈夫だよ。佐伯さんなら、きっと栄養士になれるよ。まぁ、俺の勝手な意見だけど、何となくそんな気がするよ」
「ありがとうございます。そう言ってもらえると嬉しいです。あの、明日もお弁当作ってきますから、いいですよね?」
「うん、でも負担じゃないの? お金とか払った方がいいのなら......」
「そんな、私が勝手にやってるんです。それに、あたしがよく料理を作るんですけど、たくさん作りすぎるから、食べてもらう人がいた方がありがたいんです。だから食べてください」
「うん、ありがとう......、じゃあ頼もうかな」
「はい」
佐伯さんは笑顔になる。
その笑顔を見ると、俺の心がズキリと痛む。
とにかく心が痛い。
佐伯さんの気持ちは嬉しい。
俺にはもったいないほど。

