「ここのゲンコツパンって有名なの。簡単に言うと、ピーナッツクリームが入ったパンね。美味しいから味わって食べなさい」
「ありがとう」
俺はゲンコツパンをかじる。
本当にピーナッツパンだった。
コッペパンの中に粒入りのピーナッツクリームがたっぷり入っていた。
だが、まったくくどくなく、あっさりとした味わいだった。
「美味しいでしょ?」
「うん、美味い。初めて食べた」
「あたしね、ここのパンが好きなの」
「そうなんだ」
「ねぇ、上手くいくかな?」
「え? 何が??」
「だから、恋愛相談。ちゃんと書けてるかな?」
「俺は、しっかり書けていると思うけど。ちゃんと仏教に絡めているしね」
「あ、あんたは恋とかしたことあるの?」
「俺が恋?」
「そう、教えなさいよ。パンご馳走したんだから」
「これはCDのお礼だろ?」
「まぁそうだけど、話して減るもんじゃないし、一応色んな人の意見を参考にしたいの」
俺の恋......。
「幼稚園の頃、好きな女の子はいたよ」
「それで、あんたはどうしたの?」
「何もしてない。ただ見てただけ。でも、幼稚園を卒園して、小学校が別々になったから、そのまま会っていない。だから、今何してるのかとか全く知らない」
「ふ~ん、じゃあ今は?」
「今? わかんないよ」
「わかんないって自分のことでしょ? じゃあ質問を変えるわ。悠真は好きな子とかいるの?」
「好きな子ねぇ......」
俺はサッと考える。
考えるほど、よくわからない。
そもそも、幼稚園の頃の恋心と今の恋心って違うと思うしね。
「たぶん、いないと思う」
俺はそう言った。
すると、美沙は少し寂しそうな顔を浮かべた。
なぜ?
どうしてそんな顔するんだよ!!
キャラ違うだろ。
「そういう美沙こそ、好きなヤツとかいるのかよ?」
「ふぇ。あ、あたし、あたしはいいのよ、放っておいて」
「俺が言ったんだから、教えないとフェアじゃないよ」
すると、美沙はじっと考え込んだ。
みるみる顔が赤くなっていく。
それを見て、俺は察したよ。
美沙は恋をしている、ってね。
「好きな人いるんだな?」
「だったらどうするの?」
「応援とはできないけど、頑張れよ」
「フン。そんなのはどうでもいいのよ。あたしは僧侶になるんだから、恋愛に現を抜かしている暇はないわ」
「ありがとう」
俺はゲンコツパンをかじる。
本当にピーナッツパンだった。
コッペパンの中に粒入りのピーナッツクリームがたっぷり入っていた。
だが、まったくくどくなく、あっさりとした味わいだった。
「美味しいでしょ?」
「うん、美味い。初めて食べた」
「あたしね、ここのパンが好きなの」
「そうなんだ」
「ねぇ、上手くいくかな?」
「え? 何が??」
「だから、恋愛相談。ちゃんと書けてるかな?」
「俺は、しっかり書けていると思うけど。ちゃんと仏教に絡めているしね」
「あ、あんたは恋とかしたことあるの?」
「俺が恋?」
「そう、教えなさいよ。パンご馳走したんだから」
「これはCDのお礼だろ?」
「まぁそうだけど、話して減るもんじゃないし、一応色んな人の意見を参考にしたいの」
俺の恋......。
「幼稚園の頃、好きな女の子はいたよ」
「それで、あんたはどうしたの?」
「何もしてない。ただ見てただけ。でも、幼稚園を卒園して、小学校が別々になったから、そのまま会っていない。だから、今何してるのかとか全く知らない」
「ふ~ん、じゃあ今は?」
「今? わかんないよ」
「わかんないって自分のことでしょ? じゃあ質問を変えるわ。悠真は好きな子とかいるの?」
「好きな子ねぇ......」
俺はサッと考える。
考えるほど、よくわからない。
そもそも、幼稚園の頃の恋心と今の恋心って違うと思うしね。
「たぶん、いないと思う」
俺はそう言った。
すると、美沙は少し寂しそうな顔を浮かべた。
なぜ?
どうしてそんな顔するんだよ!!
キャラ違うだろ。
「そういう美沙こそ、好きなヤツとかいるのかよ?」
「ふぇ。あ、あたし、あたしはいいのよ、放っておいて」
「俺が言ったんだから、教えないとフェアじゃないよ」
すると、美沙はじっと考え込んだ。
みるみる顔が赤くなっていく。
それを見て、俺は察したよ。
美沙は恋をしている、ってね。
「好きな人いるんだな?」
「だったらどうするの?」
「応援とはできないけど、頑張れよ」
「フン。そんなのはどうでもいいのよ。あたしは僧侶になるんだから、恋愛に現を抜かしている暇はないわ」

