「だって、あんたとぶつかった時、ウォークマンを落としたじゃない? あれから調子が悪いんだもん」
「不可抗力だよ、俺のせいじゃない」
「とにかく、放課後電気屋さん行くから、ついて来て」
家電量販店を電気屋さんという美沙が、不覚にも可愛いと思ってしまった。
「わかったよ、付き合うよ」
「そうして、じゃあ放課後ね......」
放課後――。
ホントに一緒にウォークマンを買いに行くのだろうか?
思えば、高校に入ってから誰かとどこかに行くのは初めてだ。
だからこそ、俺は少し緊張していた。
俺と美沙は、放課後に屋上で仏教について話す。それも浄土真宗の親鸞聖人の話をするけど、それ以外は関わりがない。
こうして、一緒に出歩くのは初めなのだ。
俺たちの高校がある新潟市中央区には、新潟駅という大きな駅がある。
この駅の近くには、ヨドバシカメラとビックカメラの二つの家電量販店がある。
とりあえずビックカメラに行き、音楽プレーヤーのコーナーに行った。もちろんカセットテープのウォークマンは売っていない。
一応お店の人に、壊れたウォークマンを見せたが、かなり傷んでいるらしく、修理に出しても直るかわからないと言われてしまったんだよね。
その上で新しいのを買った方がいいと提案された。
もちろん、向こうは売り上げにつながるかから新しいのを買った方がいいに決まっているよね。
「じゃあ、新しいの買います」
美沙は、俺以外の人間には腰が低いというか丁寧なのだ。
店員さんは予算に合わせて、何点かピックアップしてくれた。
話しではちゃんとしたメーカーのモノがいいそうだ。
そこで、ソニーのウォークマンで一番安いものを買ったんだよね。
価格は4GBの容量で一万円。まぁメーカー品だからこのくらいは仕方ないか。
多分、お経を入れるだけだから、4GBもいらないが、大は小を兼ねるから問題だろう。
美沙は新しいウォークマンを買って嬉しそうな顔をしている。
その顔を見ていると、俺もどこかほっこりする。
「ねぇ、悠真が正信念仏偈を入れてくれるでしょ?」
「うん、でもCDとかあるの?」
「わかんない。でもパパに聞けばあるかもしれないけど」
「まぁ、デジタルでも売っているかもしれないけど。とりあえず、録音はできると思う」
「じゃあ、やってちょうだい、あたしできないから」
「不可抗力だよ、俺のせいじゃない」
「とにかく、放課後電気屋さん行くから、ついて来て」
家電量販店を電気屋さんという美沙が、不覚にも可愛いと思ってしまった。
「わかったよ、付き合うよ」
「そうして、じゃあ放課後ね......」
放課後――。
ホントに一緒にウォークマンを買いに行くのだろうか?
思えば、高校に入ってから誰かとどこかに行くのは初めてだ。
だからこそ、俺は少し緊張していた。
俺と美沙は、放課後に屋上で仏教について話す。それも浄土真宗の親鸞聖人の話をするけど、それ以外は関わりがない。
こうして、一緒に出歩くのは初めなのだ。
俺たちの高校がある新潟市中央区には、新潟駅という大きな駅がある。
この駅の近くには、ヨドバシカメラとビックカメラの二つの家電量販店がある。
とりあえずビックカメラに行き、音楽プレーヤーのコーナーに行った。もちろんカセットテープのウォークマンは売っていない。
一応お店の人に、壊れたウォークマンを見せたが、かなり傷んでいるらしく、修理に出しても直るかわからないと言われてしまったんだよね。
その上で新しいのを買った方がいいと提案された。
もちろん、向こうは売り上げにつながるかから新しいのを買った方がいいに決まっているよね。
「じゃあ、新しいの買います」
美沙は、俺以外の人間には腰が低いというか丁寧なのだ。
店員さんは予算に合わせて、何点かピックアップしてくれた。
話しではちゃんとしたメーカーのモノがいいそうだ。
そこで、ソニーのウォークマンで一番安いものを買ったんだよね。
価格は4GBの容量で一万円。まぁメーカー品だからこのくらいは仕方ないか。
多分、お経を入れるだけだから、4GBもいらないが、大は小を兼ねるから問題だろう。
美沙は新しいウォークマンを買って嬉しそうな顔をしている。
その顔を見ていると、俺もどこかほっこりする。
「ねぇ、悠真が正信念仏偈を入れてくれるでしょ?」
「うん、でもCDとかあるの?」
「わかんない。でもパパに聞けばあるかもしれないけど」
「まぁ、デジタルでも売っているかもしれないけど。とりあえず、録音はできると思う」
「じゃあ、やってちょうだい、あたしできないから」

