ウチの宗派も偶然ながら浄土真宗なんだ。
これは何かの運命か?
俺がパソコンを弄っていると、突如部屋のトビラが開いた。
「おい、人の部屋に入るならノックくらいしろ」
「なに。悠真、エッチなビデオでも見てたの?」
「なんでそうなる。俺は学校の課題をしていたんだ」
俺の前に現れたのは妹の陽菜(ヒナ)だった。
「悠真が学校の課題、怪しい。ちょっと見せて」
「あ、おい、勝手に入ってくんな」
しかし、陽菜は強引に俺のパソコンを見つめる。
そして、そこに書かれた難解な漢字の群れを見て、
「なにこれ? 中二病的なポエム?」
「違うよ」
「悠真、もしかして詩とか書いてんの? ウケるんですけど」
「だから違うってば。これは親鸞聖人の教えだ」
「は? しんらんしょうにん?」
「まぁ、陽菜はバカだから知らないよな。親鸞聖人っていうのは、浄土真宗の宗祖だよ。ちなみにウチの宗派も浄土真宗だぞ」
「なによ、得意げになって、どうせ誰か入れ知恵でしょ?」
まぁ確かにその通りなんだけど。
「うるさいな。とにかく出てけよ」
「でもさ、何で悠真がそんな親鸞聖人の教えをパソコンに打ち込んでるわけ」
「人に頼まれて」
「ふ~ん。どうせオタクみたいなキモい友達でしょ?」
「ちがうよ。ちょっと変だけど、ルックスはいいんだ」
「え? それってもしかして女の子なの」
「そうだけど。陽菜には関係ないだろ!」
すると、陽菜の顔がみるみる変わっていき、
「バカ―! 悠真の癖に生意気よ!」
そう言い、俺に枕をぶつけて出ていった。
何なんだあいつ。
急に怒ったりして。
まぁいいけどさ。とりあえず任務は完了だ。
俺が送信したデータは、無事届いたようで、そのままOKとの回答があった。
後は、校内新聞が発行されるのを待つだけだ。
金曜日――。
校内新聞の発行日だ。
五月の中旬。
入学してから一カ月強。
それまで、校内新聞なんて、あまり熱心に見なかった。
けど、
今日は違うんだ。
何しろ、知立さんのありがたい言葉が掲載されるのだ。
まぁ、親鸞聖人の教えなんだけどね。
校内新聞は、帰りのホームルームに全員に配られる。
俺は、すぐに見たよ。
確か、編集後記の近くって言ってたよな。
編集後記は最終面に載っている。
そして、その横に親鸞の教えというコーナーが設置されている。
これは何かの運命か?
俺がパソコンを弄っていると、突如部屋のトビラが開いた。
「おい、人の部屋に入るならノックくらいしろ」
「なに。悠真、エッチなビデオでも見てたの?」
「なんでそうなる。俺は学校の課題をしていたんだ」
俺の前に現れたのは妹の陽菜(ヒナ)だった。
「悠真が学校の課題、怪しい。ちょっと見せて」
「あ、おい、勝手に入ってくんな」
しかし、陽菜は強引に俺のパソコンを見つめる。
そして、そこに書かれた難解な漢字の群れを見て、
「なにこれ? 中二病的なポエム?」
「違うよ」
「悠真、もしかして詩とか書いてんの? ウケるんですけど」
「だから違うってば。これは親鸞聖人の教えだ」
「は? しんらんしょうにん?」
「まぁ、陽菜はバカだから知らないよな。親鸞聖人っていうのは、浄土真宗の宗祖だよ。ちなみにウチの宗派も浄土真宗だぞ」
「なによ、得意げになって、どうせ誰か入れ知恵でしょ?」
まぁ確かにその通りなんだけど。
「うるさいな。とにかく出てけよ」
「でもさ、何で悠真がそんな親鸞聖人の教えをパソコンに打ち込んでるわけ」
「人に頼まれて」
「ふ~ん。どうせオタクみたいなキモい友達でしょ?」
「ちがうよ。ちょっと変だけど、ルックスはいいんだ」
「え? それってもしかして女の子なの」
「そうだけど。陽菜には関係ないだろ!」
すると、陽菜の顔がみるみる変わっていき、
「バカ―! 悠真の癖に生意気よ!」
そう言い、俺に枕をぶつけて出ていった。
何なんだあいつ。
急に怒ったりして。
まぁいいけどさ。とりあえず任務は完了だ。
俺が送信したデータは、無事届いたようで、そのままOKとの回答があった。
後は、校内新聞が発行されるのを待つだけだ。
金曜日――。
校内新聞の発行日だ。
五月の中旬。
入学してから一カ月強。
それまで、校内新聞なんて、あまり熱心に見なかった。
けど、
今日は違うんだ。
何しろ、知立さんのありがたい言葉が掲載されるのだ。
まぁ、親鸞聖人の教えなんだけどね。
校内新聞は、帰りのホームルームに全員に配られる。
俺は、すぐに見たよ。
確か、編集後記の近くって言ってたよな。
編集後記は最終面に載っている。
そして、その横に親鸞の教えというコーナーが設置されている。

