と、知立さんは蠱惑的な笑みを浮かべる。
多分――。
①大声を出される。
②先生がやってくる
③俺、尋問される
④人生終わる
こんな風になってしまうかもしれない。
どうやら、彼女に付き合うしかないようである。
「わかったよ。やるよ。じゃあ手書きでいいから、原稿を持ってきて。そして俺が、それをデータにするから」
「ホントね?」
「ホントだよ、嘘をつかない」
「ふん! 助手なんだからそのくらい当然よね」
「あのさ、歎異抄だっけ、少し調べたんだけど」
すると、知立さんは意外そうな顔をした。
「へぇ、あんたが歎異抄を。いい心がけじゃないの」
「でもさ、気になることがあって」
「何よ?」
「親鸞聖人は、悪人でも救われる道があるって言っているよね?」
「そうよ。こんな名言があるわ」
『善人なおもって往生をとぐ、いわんや悪人をや』
俺が調べた親鸞聖人の名言と同じだ。
だけど、俺は気になるんだよね。
この名言、何か悪魔的なんだ。
「あんた、この意味わかる?」
「うん。善人さえ助かるんだから、悪人は余計に助かるって意味でしょ?」
「ほぇ。なんだ知ってるんじゃん。そうよ、親鸞聖人は悪人だって助かる道があると教えているの」
「そこが問題なんだ」
と、俺は強く言った。
対する知立さんは驚いた顔を浮かべる。
「問題って何よ?」
「悪人がみんな助かるなら、じゃあ、罪を犯してもいいってことになるじゃないか。それって変だよ」
「......」
知立さん黙る。
俺はしばらく様子を伺う。
すると、知立さんは呆れたような顔をした。アイドルみたいなルックスがみるみる歪んでいく。
「はぁ、あんたバカぁ」
と、知立さんは、某有名アニメキャラとそっくりなセリフを放った。
「どうせ俺はバカだよ」
多分――。
①大声を出される。
②先生がやってくる
③俺、尋問される
④人生終わる
こんな風になってしまうかもしれない。
どうやら、彼女に付き合うしかないようである。
「わかったよ。やるよ。じゃあ手書きでいいから、原稿を持ってきて。そして俺が、それをデータにするから」
「ホントね?」
「ホントだよ、嘘をつかない」
「ふん! 助手なんだからそのくらい当然よね」
「あのさ、歎異抄だっけ、少し調べたんだけど」
すると、知立さんは意外そうな顔をした。
「へぇ、あんたが歎異抄を。いい心がけじゃないの」
「でもさ、気になることがあって」
「何よ?」
「親鸞聖人は、悪人でも救われる道があるって言っているよね?」
「そうよ。こんな名言があるわ」
『善人なおもって往生をとぐ、いわんや悪人をや』
俺が調べた親鸞聖人の名言と同じだ。
だけど、俺は気になるんだよね。
この名言、何か悪魔的なんだ。
「あんた、この意味わかる?」
「うん。善人さえ助かるんだから、悪人は余計に助かるって意味でしょ?」
「ほぇ。なんだ知ってるんじゃん。そうよ、親鸞聖人は悪人だって助かる道があると教えているの」
「そこが問題なんだ」
と、俺は強く言った。
対する知立さんは驚いた顔を浮かべる。
「問題って何よ?」
「悪人がみんな助かるなら、じゃあ、罪を犯してもいいってことになるじゃないか。それって変だよ」
「......」
知立さん黙る。
俺はしばらく様子を伺う。
すると、知立さんは呆れたような顔をした。アイドルみたいなルックスがみるみる歪んでいく。
「はぁ、あんたバカぁ」
と、知立さんは、某有名アニメキャラとそっくりなセリフを放った。
「どうせ俺はバカだよ」

