愛っていうのは、それだけ気高く、希望に満ちている。俺は瑞希を心の底から愛している。だから、残された日々を一緒に居ると誓ったんだ。
「私、健君の奥さんになってもいいの?」
「あぁ、なってくれ」
「健君、やっぱり変。私死ぬのに」
「それでも……」
俺は瑞希と結婚したい。
その気持ちに嘘偽りはないよ。
「とにかく、明日迎えに行くから」
「わかった。待ってるよ」
こうして、俺たちは電話を切った。
明日、俺は瑞希とマリンピア日本海へ行く。確か、あそこに行くのは、高校時代以来だ。だから、かれこれ八年くらいは行っていないんだ。
だからこそ、心は浮き立つよね。
というよりも、瑞希と一緒なら、どこに行っても楽しめるような気がしたんだ。本当に、後十日しかいられない。それが、俺を絶望に突き落とす。
何故なんだろう?
こんなにも好き合ってるのに、切り裂かれてしまう。激しく切ないよ。本当にね。それでも、残された期間を楽しむしかないよね。
(絶対に泣かないぞ)
俺はそう覚悟し、翌日を待った――。
翌日――。
あまり眠れなかった。
これは、楽しくて眠れなかったわけじゃない。ただ強く絶望を感じるんだ。俺は瑞希と結婚するけれど、それは残り九日しかないんだ。それってさ、とにかく辛いよね? 本当にキツイよ。
俺は、午前中から瑞希の病院へ行き、彼女と一緒に抜け出す準備を始めた。
しかし、俺たちはあっさりと看護師に見つかって、逃げ出せなくなってしまったんだ。
その所為で、瑞希へのガードが高くなってしまい、入院中に病院を抜け出すのは、最早不可能になってしまったんだ。
残り九日しかないのに。
俺たちには、一秒だって惜しいんだ。
このまま病院で入院していたら、それこそ、何にも残らない。
だけどね、何とか神様は微笑んでくれたんだ。
「健君、八日後には退院できるって」
「八日後?」
「うん」
瑞希の余命は、後九日しかない。
退院が八日後になると、実質自由になれる人は一日しかないのだ。それでは、あまりに短すぎる。
「でも、それじゃ……」
「仕方ないよ。私は残された一日で、健君とマリンピア日本海に行ければいいよ」
「そんなのってないよ。先生に事情を説明して、早く退院させてもらおう」
「私、健君の奥さんになってもいいの?」
「あぁ、なってくれ」
「健君、やっぱり変。私死ぬのに」
「それでも……」
俺は瑞希と結婚したい。
その気持ちに嘘偽りはないよ。
「とにかく、明日迎えに行くから」
「わかった。待ってるよ」
こうして、俺たちは電話を切った。
明日、俺は瑞希とマリンピア日本海へ行く。確か、あそこに行くのは、高校時代以来だ。だから、かれこれ八年くらいは行っていないんだ。
だからこそ、心は浮き立つよね。
というよりも、瑞希と一緒なら、どこに行っても楽しめるような気がしたんだ。本当に、後十日しかいられない。それが、俺を絶望に突き落とす。
何故なんだろう?
こんなにも好き合ってるのに、切り裂かれてしまう。激しく切ないよ。本当にね。それでも、残された期間を楽しむしかないよね。
(絶対に泣かないぞ)
俺はそう覚悟し、翌日を待った――。
翌日――。
あまり眠れなかった。
これは、楽しくて眠れなかったわけじゃない。ただ強く絶望を感じるんだ。俺は瑞希と結婚するけれど、それは残り九日しかないんだ。それってさ、とにかく辛いよね? 本当にキツイよ。
俺は、午前中から瑞希の病院へ行き、彼女と一緒に抜け出す準備を始めた。
しかし、俺たちはあっさりと看護師に見つかって、逃げ出せなくなってしまったんだ。
その所為で、瑞希へのガードが高くなってしまい、入院中に病院を抜け出すのは、最早不可能になってしまったんだ。
残り九日しかないのに。
俺たちには、一秒だって惜しいんだ。
このまま病院で入院していたら、それこそ、何にも残らない。
だけどね、何とか神様は微笑んでくれたんだ。
「健君、八日後には退院できるって」
「八日後?」
「うん」
瑞希の余命は、後九日しかない。
退院が八日後になると、実質自由になれる人は一日しかないのだ。それでは、あまりに短すぎる。
「でも、それじゃ……」
「仕方ないよ。私は残された一日で、健君とマリンピア日本海に行ければいいよ」
「そんなのってないよ。先生に事情を説明して、早く退院させてもらおう」

