それにね、私は今日消える。もう残りは僅かです。そして、消えてしまえば、永遠に忘れられてしまう。だから、私は健君の前から姿を消します。それが、私の選んだ消え方です。
健君、消える私と結婚したいなんて、やっぱりおかしいよ。結婚届は、申し訳ないけど破棄しました。健君には、まだまだ未来がある。私のような未来がない女の子と一緒になるんじゃつまらないよ。
だからね、私を忘れて別の女の子と幸せになってください。そうなってくれると、私も嬉しいです。
私はね、健君が好きだった。愛していたよ。健君と一緒に居る時間は、私にとって、かけがえがないものだったよ。だから、ずっと一緒に居たいとも思っていた。
でもね、それは無理なの。
何しろ、私は罪を犯したから。[接続]という超能力を使って、二人の女の子を殺してしまいました。それは、決して許される行為ではないよ。だから、私には幸せになる資格なんてないの。
好きだった。
愛していた。
過去形なのに気づいている? そう、私ね、今では健君のことなんて、全然好きじゃないんだ。でも、健君が必死に好きだって言ってくるから、可哀想になって、話を合わせていただけなの。私ってね、実は悪魔みたいなところがあるんだよ。
健君はもう、過去の男なの。
ごめんね。私嘘ついていました。健君には、健君の未来があるんだから、私を忘れて、幸せになってください。まぁ、私の存在は消えるから、健君の頭からも私という存在は消えると思うけどね……。
今日はありがとう。
消えるのは確かに怖いよ。震えるほどね。
だけど、健君と最後にこうして、思い出のマリンピア日本海に来れて本当に嬉しかった。消える覚悟ができました。だからありがとう。
ペンギンも可愛かったなぁ。
もしも生まれ変わることがあれば、もう一度マリンピア日本海に行きたいよ。健君みたいな素敵な男の子と一緒にね。
まぁ、健君。元気にやりたまえ。どうせ消える私なんて構わず、自分の幸せを考えてください。それじゃあね。
ごきげんよう健君。
瑞希』
瑞希のメッセージはそれで終わっていた。
嘘だ。
瑞希は嘘をついている。
瑞希は確かに俺を愛していた。それは間違いないんだ。なのに、どうして最後にこんなことを言うんだろう。最後だからこそ、ずっと一緒に居たかった。
俺に何ができるんだろう?
健君、消える私と結婚したいなんて、やっぱりおかしいよ。結婚届は、申し訳ないけど破棄しました。健君には、まだまだ未来がある。私のような未来がない女の子と一緒になるんじゃつまらないよ。
だからね、私を忘れて別の女の子と幸せになってください。そうなってくれると、私も嬉しいです。
私はね、健君が好きだった。愛していたよ。健君と一緒に居る時間は、私にとって、かけがえがないものだったよ。だから、ずっと一緒に居たいとも思っていた。
でもね、それは無理なの。
何しろ、私は罪を犯したから。[接続]という超能力を使って、二人の女の子を殺してしまいました。それは、決して許される行為ではないよ。だから、私には幸せになる資格なんてないの。
好きだった。
愛していた。
過去形なのに気づいている? そう、私ね、今では健君のことなんて、全然好きじゃないんだ。でも、健君が必死に好きだって言ってくるから、可哀想になって、話を合わせていただけなの。私ってね、実は悪魔みたいなところがあるんだよ。
健君はもう、過去の男なの。
ごめんね。私嘘ついていました。健君には、健君の未来があるんだから、私を忘れて、幸せになってください。まぁ、私の存在は消えるから、健君の頭からも私という存在は消えると思うけどね……。
今日はありがとう。
消えるのは確かに怖いよ。震えるほどね。
だけど、健君と最後にこうして、思い出のマリンピア日本海に来れて本当に嬉しかった。消える覚悟ができました。だからありがとう。
ペンギンも可愛かったなぁ。
もしも生まれ変わることがあれば、もう一度マリンピア日本海に行きたいよ。健君みたいな素敵な男の子と一緒にね。
まぁ、健君。元気にやりたまえ。どうせ消える私なんて構わず、自分の幸せを考えてください。それじゃあね。
ごきげんよう健君。
瑞希』
瑞希のメッセージはそれで終わっていた。
嘘だ。
瑞希は嘘をついている。
瑞希は確かに俺を愛していた。それは間違いないんだ。なのに、どうして最後にこんなことを言うんだろう。最後だからこそ、ずっと一緒に居たかった。
俺に何ができるんだろう?

