日曜、私は予定していた時刻よりもはやくそのファーストフード店に向かった。会うことが待ちきれず電車を一本はやめた。私は店内に入り、二人席より少しゆったりした席を見つけ、店員さんに二人と伝えた。そしてその席に向かうとその途中で少し恥ずかしそうに彼が座っていた。私と同じ考えだったなんて。なんと奇遇なんだろうか。私は急いで店員さんにさっきの言葉を撤回した。急いで悠月さんが座っていた席に座ると、まず最初に凛とした顔立ちが目についた。今日の日のために見た投稿の写真や動画よりきれいという第一印象だった。「実際に会うと違うなぁ。」そんな感想だった。思わずその顔立ちに私は一目惚れだった。そんなことには一生縁がないと思っていたのに。そうしてなにも喋らずうちに私の頬は紅潮していた。