いつか自分の名前が好きになる日が来るのだろうか。一生そんな日が来るなんて信じるはず余地もなかった。しかし、一度だけこの自分の名前が好きになってもいいのかなという転機があった。その時から私は最初からずっと自分の名前が好きでいればよかった、それじゃないにしても、ずっと信じていればよかったと。自分の気持ちが、自分の首を絞め続けていたことにもっと早く気づくことができていれば良かった。今となっては後悔でしかない。