俺は、兄ちゃんが部屋から出て行った後、ベッドの上に仰向けに寝っ転がって、天井を見ながらぼーっとする。
頭の中にあるのは、やっぱり奈央の事で。
俺は、周りから聞いた話「モテるやつ」とかいうやつらしい。
別に俺には恋愛なんてものに興味はないし、「モテるやつ」なんて、余計な称号もいらなかった。
もちろん、恋愛に全く興味のなかった俺は、誰かに告白するどころか、そもそも誰かを好きになったことすらなく、他の友達から羨ましがられる女子の黄色い声も、俺からみたら、鬱陶しくてしょうがなかった。
告白というものは、したことはないが、されたことならある。
ある日、俺はまた告白してきた女子に訊いた。
『ねぇ、そんなに何回も告るのは勝手だけどさ、そんなに俺のどこが好きなの?』
不思議でしょうがなかった。何もしてないのに、こんなに告白される。
『だって、千波くんってかっこいいし』
その女子からの答えはそんなものだった。
頭の中にあるのは、やっぱり奈央の事で。
俺は、周りから聞いた話「モテるやつ」とかいうやつらしい。
別に俺には恋愛なんてものに興味はないし、「モテるやつ」なんて、余計な称号もいらなかった。
もちろん、恋愛に全く興味のなかった俺は、誰かに告白するどころか、そもそも誰かを好きになったことすらなく、他の友達から羨ましがられる女子の黄色い声も、俺からみたら、鬱陶しくてしょうがなかった。
告白というものは、したことはないが、されたことならある。
ある日、俺はまた告白してきた女子に訊いた。
『ねぇ、そんなに何回も告るのは勝手だけどさ、そんなに俺のどこが好きなの?』
不思議でしょうがなかった。何もしてないのに、こんなに告白される。
『だって、千波くんってかっこいいし』
その女子からの答えはそんなものだった。