「…何?」
「今日、最後に行きたい場所があるんだけど、一緒に来てもらっていい?」
「あ、うん。いいよ」
「外、やっぱり暑いな」
「うん、夏、だもんね」
電車から降りた後、目的のプラネタリウムへ歩き出す。
「ここだっけ?」
「うん」
私たちが来たのは、スカイツリーだった。この中にプラネタリウムがあるらしい。
「えーっと……チケット買ったんだっけ?」
「うん、修了式の日に渡したやつ」
「ああ、これ」
私と千波くんは、受付でチケットを渡して、中に入った。
「……暗いね」
「足元、気を付けて」
席に座って五分ほど経ったところで、中の照明のほとんどが消えた。
どうやら今から始まるらしい。
『場内ではスマートフォンの電源はお切りいただくようにお願いしております。また、御覧いただく際には、シートの横のレバーを倒していただくと、シートも倒れるようになっておりますので、そのようになさってください』
という放送があった後、天井に無数の星が広がった。
「今日、最後に行きたい場所があるんだけど、一緒に来てもらっていい?」
「あ、うん。いいよ」
「外、やっぱり暑いな」
「うん、夏、だもんね」
電車から降りた後、目的のプラネタリウムへ歩き出す。
「ここだっけ?」
「うん」
私たちが来たのは、スカイツリーだった。この中にプラネタリウムがあるらしい。
「えーっと……チケット買ったんだっけ?」
「うん、修了式の日に渡したやつ」
「ああ、これ」
私と千波くんは、受付でチケットを渡して、中に入った。
「……暗いね」
「足元、気を付けて」
席に座って五分ほど経ったところで、中の照明のほとんどが消えた。
どうやら今から始まるらしい。
『場内ではスマートフォンの電源はお切りいただくようにお願いしております。また、御覧いただく際には、シートの横のレバーを倒していただくと、シートも倒れるようになっておりますので、そのようになさってください』
という放送があった後、天井に無数の星が広がった。