「さぁ?ホントのところは奈央にしか分かんない。でも、奈央は水無瀬くんといる時が一番楽しそう」
……確かに、紗月の言う通りかもしれない。
「紗月ってなんでも分かるね」
「へへ、そりゃあ、親友ですから!」
「ありがと」
「どういたしまして、これからもよろしく…!水無瀬くんとの恋も応援してるからねー」
「えぇ!?な、なんで分かるの…!?」
「あ、やっぱり?そうなんじゃないかなって思ってたんだよね、前々から。まぁ、頑張れ!」
「……うん」
私と紗月は、二人で笑いあった。
それから、一学期が修了し、夏休みが始まった。今日は、約束、の日だ。
「あー、やばい緊張する…」
お父さんやお母さんに正直に千波くんと出かけてくるなんて言ったら、この前みたいに、なんて言われるか分からないので、紗月と出かけてくる、ということにしている。
「携帯、財布、チケット、ハンカチ……忘れ物ないっけ?」
念入りに三回も確認したところで、ふと鏡を見る。
……確かに、紗月の言う通りかもしれない。
「紗月ってなんでも分かるね」
「へへ、そりゃあ、親友ですから!」
「ありがと」
「どういたしまして、これからもよろしく…!水無瀬くんとの恋も応援してるからねー」
「えぇ!?な、なんで分かるの…!?」
「あ、やっぱり?そうなんじゃないかなって思ってたんだよね、前々から。まぁ、頑張れ!」
「……うん」
私と紗月は、二人で笑いあった。
それから、一学期が修了し、夏休みが始まった。今日は、約束、の日だ。
「あー、やばい緊張する…」
お父さんやお母さんに正直に千波くんと出かけてくるなんて言ったら、この前みたいに、なんて言われるか分からないので、紗月と出かけてくる、ということにしている。
「携帯、財布、チケット、ハンカチ……忘れ物ないっけ?」
念入りに三回も確認したところで、ふと鏡を見る。