「委員会が、同じなんです。後は私が学級委員だったので、この間まで隣の席で」
「そっかー、これからも千波をよろしくね」
「あ、はい!」
その後、空が真っ暗になる前に、と七時半くらいには、帰ることになった。
「千波、奈央ちゃん家まで送ってあげなさい」
「はーい」
帰り道。
「今日は、ホントありがとう。助かった」
千波くんがそう言った。
「ううん、全然。ていうかこちらこそ、晩ご飯なんてごちそうになっちゃった。ありがとうございましたって帰ったらもう一回千波くんのお母さんに伝えておいてね」
「うん、分かった」
あんなにドキドキしながら勉強したのは、ほんの数分前のように感じられる。家も近づいてきて、まだ帰りたくないな、なんていう名残惜しさを感じながらじゃあね、と言おうとした時。
「あのさ、今度の夏休み。良かったら一緒にどっか行かない?」
千波くんがそう言った。
「……へっ?」
「奈央さえよかったら」
「……うん、お母さんに伝えておくね」
「そっかー、これからも千波をよろしくね」
「あ、はい!」
その後、空が真っ暗になる前に、と七時半くらいには、帰ることになった。
「千波、奈央ちゃん家まで送ってあげなさい」
「はーい」
帰り道。
「今日は、ホントありがとう。助かった」
千波くんがそう言った。
「ううん、全然。ていうかこちらこそ、晩ご飯なんてごちそうになっちゃった。ありがとうございましたって帰ったらもう一回千波くんのお母さんに伝えておいてね」
「うん、分かった」
あんなにドキドキしながら勉強したのは、ほんの数分前のように感じられる。家も近づいてきて、まだ帰りたくないな、なんていう名残惜しさを感じながらじゃあね、と言おうとした時。
「あのさ、今度の夏休み。良かったら一緒にどっか行かない?」
千波くんがそう言った。
「……へっ?」
「奈央さえよかったら」
「……うん、お母さんに伝えておくね」