翌日。
「痛っ……」
朝起きると、やっぱり昨日の頬の痛みは残っていて。
「……おはよ」
「あら、おはよ」
なんだか昨日の事で気まずくて、目をそらす。
「昨日のこと、お父さんと二人で話したの」
お母さんの口調が少し真面目なものに変わった。
「お母さんも、昨日は頬を張り飛ばしたり、ちょっとやりすぎたかしらって思ってる。だけど、奈央が塾を放置して帰ってこないのが悪いのよ?ただ、ホントに、ちょっとやりすぎたかなぁ、とは思ってるから、今まで通り真面目に勉強とかするんだったら、昨日のことは気にしなくていいわ」
「……はい」
「よかったわ。そういえば昨日叩いちゃったところ、腫れてない?」
「……」
「まだ赤いけど、大丈夫そうね。ほら、早く朝ご飯食べて。学校行ってらっしゃい」
「…はい」
朝ご飯を食べた後、部屋に戻り、鏡で確認すると、そう大したことはないが、確かに赤みは残っている。
私はガーゼを張って隠すことにした。
「痛っ……」
朝起きると、やっぱり昨日の頬の痛みは残っていて。
「……おはよ」
「あら、おはよ」
なんだか昨日の事で気まずくて、目をそらす。
「昨日のこと、お父さんと二人で話したの」
お母さんの口調が少し真面目なものに変わった。
「お母さんも、昨日は頬を張り飛ばしたり、ちょっとやりすぎたかしらって思ってる。だけど、奈央が塾を放置して帰ってこないのが悪いのよ?ただ、ホントに、ちょっとやりすぎたかなぁ、とは思ってるから、今まで通り真面目に勉強とかするんだったら、昨日のことは気にしなくていいわ」
「……はい」
「よかったわ。そういえば昨日叩いちゃったところ、腫れてない?」
「……」
「まだ赤いけど、大丈夫そうね。ほら、早く朝ご飯食べて。学校行ってらっしゃい」
「…はい」
朝ご飯を食べた後、部屋に戻り、鏡で確認すると、そう大したことはないが、確かに赤みは残っている。
私はガーゼを張って隠すことにした。